忘れ得ぬ歌ぱーと862「雨夜花」 | 遊遊のブログ

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雨夜花

作詞:周添旺
作曲:鄧雨賢

雨夜花 雨夜花
受風雨吹落地
無人看見 毎日怨磋
花謝落土不再回

雨無情 雨無情
無想阮的前程
並無看顧軟弱心性
誤阮前途失光明

雨の夜の花(作詞:西條八十・歌:渡辺はま子)

雨の降る夜に 咲いてる花は
風にふかれて ほろほろ落ちる
白い花びら しずくにぬれて
風のまにまに ほろほろ落ちる
更けてさみしい 小窓の灯り
花を泣かせる 鼓弓の調べ

明日はこの雨 やむやもしれぬ
散るをいそぐな 可愛い花よ

雨の降る夜に 咲いてる 花は
風にふかれて ほろほろ落ちる


➡️「雨夜花」は「うやか」「ウーヤーホエ」と読み、または「雨の夜の花」とも呼ばれる、1934年に発表された台湾の民謡です。

作詞者は周添旺、作曲者は鄧雨賢で、日本統治時代の歌手・純々(劉清香)のヒット曲で、「望春歌」と並ぶ「名曲」の誉れ高い曲です。

この歌の曲はもともと詩人・廖漢臣の童謡・「春」に鄧雨賢が1933年につけたもので、この曲を聞いた周添旺は翌年に新しい歌詞をつけた結果、この曲が作り上げられたと言われといます。

歌詞は駆け落ちした恋人に振られた後、花柳界に堕ちた女性の運命を雨の夜の花に喩えたもの。

1938年に台湾総督府の下で、栗原白也が作詞する軍歌「誉れの軍夫」にも改編
▶️赤い襷に 誉れの軍夫
うれし僕等は 日本の男

君にささげた 男の命
何で惜しかろ 御国の為に

進む敵陣 ひらめく御旗
運べ弾丸 続けよ戦友(とも)よく

寒い露営の 夜は更けわたり
夢に通うは 可愛い坊や

花と散るなら 桜の花よ
父は召されて 誉れの軍夫

また日本国内でも1942(昭和17)年に、西條八十が作詞する、渡辺はま子が唄う「雨の夜の花」に改編されました。
この歌詞も併記しております。

1980(昭和55)年9月28日リリースの、テレサ・テン9枚目のアルバム「你/まごころ」でです。

このアルバムがリリースされた4年後「六四天安門事件(天安門事件、第二次天安門事件)」が起きました。

中共による、民主化デモの武力鎮圧。
犠牲者は2.600人とも10.000人とも言われています。

この度の台湾総統選挙では、蔡英文氏が圧勝し、議会でも国民党を圧倒しました。

もし蔡英文総統が敗北したならば、習近平の「一国二制度」の嘘にとりこまれたかもしれません。

今日の香港は明日の台湾。
そのつぎは沖縄です。

今こそ価値観を共にする友邦である台湾と、固く手を結びあい、民主主義を守らねばなりません。

台湾の皆さんは、賢明な選択をしました。
私は日本人の一人として、微力ながら台湾を応援していきます。

日本と台湾の友情が不変で永遠でありますように。