忘れ得ぬ歌ぱーと860「What Is A Youth? (ロミオとジュリエットより)」 | 遊遊のブログ

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What Is A Youth? (ロミオとジュリエットより)

What is a youth?
Impetuous fire.
What is a maid?
Ice and desire.
The world wags on.
A rose will bloom
It then will fade
So does a youth.
So does the fairest maid.
Comes a time when one sweet smile
Has its season for a while…
Then love’s in love with me.

Some they think only to marry,
Others will tease and tarry,
Mine is the very best parry.
Cupid he rules us all.
Caper the cape, but sing me the song,
Death will come soon to hush us along.
Sweeter than honey and bitter as gall.
Love is a task and it never will pall.
Sweeter than honey…and bitter as gall
Cupid he rules us all………

A rose will bloom
It then will fade
So does a youth.
So does the fairest maid.

(訳詞)若者とは何?
燃え盛る炎
乙女とは何?
氷と欲望
世界は揺り動かされ
薔薇は咲き誇り
そしてそれは消えてゆく
それこそが若者の為すこと
それこそが最も美しい乙女の為すこと
時は来たりそして優しく微笑む
その季(とき)は暫しの猶予
そうして愛するひとは愛のうちに私とある

或る人たちは結婚だけを考え
ほかの人たちはからかいそして躊躇する
私のものなら最も良いのは受け流すこと
キューピッドのルールならそうだろう
ケープを纏ったおどけ者の私にさえ歌ってくれず
死は静かにすばやく私たちにやって来る
蜂蜜より甘くそして胆汁のように苦く
愛はひとつの務めそして決して棺で覆われるものではない
蜂蜜より甘くそして胆汁のように苦く
キューピッドのルールならそうだろう

薔薇は咲き誇り
そしてそれは消えてゆく
それこそが若者の為すこと
それこそが若者の為すこと


➡️1968年のイギリスとイタリアの合作映画で、レナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセー主演の、シェイクスピア原作「ロミオとジュリエット」の劇中歌(主題歌)で、キャピュレット家の祝宴(ロミオとジュリエットが初めて会った場面)で、レオナードが歌う(31分過ぎ位)ことから「キャピュレット家の祝宴」とも「ロミオとジュリエットのテーマ曲」とも呼ばれます。

ロミオとジュリエットにつきましては、あまりにも有名な戯曲ですから、説明不要と思いますが、初めての映画化は、1954年9月1日。

日本では 1954年11月にカラー映画として、ローレンス・ハーヴェイがロミオを、スーザン・シェントールがジュリエットを演じました。

この曲は、ニーノ・ロータの作によるもので、クラシック音楽と映画音楽で活躍した人ですが、名前を知らなくとも
戦争と平和(1956年)
太陽がいっぱい(1960年)
山猫(1963年)
じゃじゃ馬ならし(1967年)
ワーテルロー(1970年)
ゴッドファーザー<愛のテーマ>(1972年)
等々の映画音楽を記憶されている方は多いと思います。
しかしニーノ・ロータ自身は「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」と言っていました。

54年版と68年版の大きな違いは、68年版は実際の年齢に近づけた配役をしている事でしょう。

ジュリエット役のオリビアハッセーは、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれの16才。
とにかくかわいいです。
この人の2番目の旦那様が布施明さん。

カネボウ化粧品「イフ」のCM曲「君は薔薇より美しい」を歌った布施明さんと、出演していたオリビアハッセーが結婚した事は、やっぱり驚きでしたね。

ロミオ役のレナード・ホワイティングは、この映画以外記憶にはありません。

実は私、この映画を映画館で観たことはありません。
と言うのも、オリビアのヌードシーンがあったからでしょうか、子供には相応しくないと判断されたのかも知れません。

ただこの曲は、従姉が持っていたサントラ盤や、ポール・モーリアによる演奏で知っていましたし、ギターを弾くようになって「禁じられた遊び」「汚れなき悪戯」の次にガットギターで弾いたのがこの曲でした。

「禁じられた遊び」より、この曲の方が弾きやすかったのを覚えています。

この曲は、里子先のN.Kちゃんもチャレンジしていましたが、コビーするに至らず天国へ旅立ちました。
昭和53年ですから、来年で42年になります。

令和元年も今日で終わりです。
釧路は全く雪の無い大晦日。
こんなことは初めてかも知れません。

初詣は……行かない事に決定。
初日の出……も同じ。
理由は寒いから(笑)

奥さんのNちゃんは、気味の悪い事に「慕情」を観ています。
まさか香港に連れていけ?

本年も私の拙いブログを読んで頂きありがとうございました。

皆様よいお年をお迎え下さいますよう、また新しい年が素晴らしい年でありますよう、朔北の地よりお祈り致しております。