忘れ得ぬ歌ぱーと840「遠い花火」 | 遊遊のブログ

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遠い花火

作詞・作曲:谷村新司

美しく生きたい あの時の君の声も
人混みにまぎれた 夜に散る花火のよう
浴衣の藍よりも 見下ろす川の
深さに負けまいと 君を抱きしめていた
あれは遠い日の幻だったのか
あれを初恋と人は呼ぶだろうか


僕は流れている この広い都会の河
人に染まりながら 音のない花火のよう
今年は帰りたい 約束の橋
それでも帰れない あの場所へ帰れない
僕は美しく生きていないから
今は故郷をなぜかさけている


汚れたこの河の 流れに浮かぶ
小さなうたかたに ネオンがキラめいてる
閉じた心にも鮮やかに見える
あの日君と見た遠い花火のよう
僕は石を投げた僕の思い出に
閉じた僕の目は遠い花火を見た


➡️ 1997(平成9)年12月2日 にリリースされた、谷村新司さん25枚目のアルバム「ラバン」の収録曲です。

このアルバムには
ラバン
RADIO DAYS
遠い花火
ラ・ストラーダ
CRAZY
DECEMBER SONG
夕凪
パンセ
心の駅
君の歌
以上10曲が収録されていますが、残念なことに廃盤となりました。

アルバムタイトルの「ラパン」が、どういう意味なのかわかりませんが、旧約聖書にイサクの妻リベカの兄弟で、ヤコブのおじに当たる人と記されており、ヘブル語で「白い」という意味で、主に男性の名前に用いられていますが、アルバムのタイトル曲でもある「ラパン」が、まさか旧約聖書から取ったとは考えられませんので、他の意味があるのでしょう。

「遠い花火」は。アコースティックギターをメインにした、谷村新司さんらしい曲だと思っていますが、シングルカットして欲しかった曲でもあります。

昨日、釧路市内から(私の家から)2キロメートルほど離れた湖、春採湖の「湖水まつり」の花火大会がありました。

釧路市内で行われる花火大会のトップをきって開催されるのですが、今年は市立病院の建物から少しずれて開催されたので、我が家のベランダからよく見えました(去年は雨で中止。しかも私は入院中)

私達が子供の頃は、釧路市最大のお祭り「みなと祭り」に行われていたのですが、それもいつの間にか、8月中旬になってしまいました。

継母が来る前、お隣同士だったN'ちゃん一家と共に、釧路川岸壁で見に行っていました。

N'ちゃんは浴衣姿ではなく、普段着でのお祭り見物。
いつもの如く、手を繋いでいました。

継母が来てからは、一家揃ってお祭りに行く事もなく…と言うより、私は連れていって貰えなかったのですが、N'ちゃんは次の日に、ペチャンコになった綿菓子を持ってきてくれたのが嬉しくて…

釧路を一度は離れた私ですが、幼なじみのN'ちゃんがいたから戻って来たようなものです。

釧路に戻って来て、間もなく10年が経ちます。

昨日の花火は美しく映りました。