ユーハイムの歌
作詞:伊藤アキラ
作曲:小林亜星
聞こえてくるでしょう
泉のささやき
森の菩提樹
水車小屋
ユーハーイム ユーハーイム
グリムの童話を思い出す
ドイツのお菓子
ユーハイム
浮かんでくるでしょう
木こりの細道
くるみ 野いちご
山ぶどう
ユーハーイム ユーハーイム
グリムの童話を聞きながら~
ドイツのお菓子
ユーハイム
心の片隅に
小さなメルヘン
遠い思い出
あすの夢
ユーハーイム ユーハーイム
グリムの童話といつまでも
ドイツのお菓子 ユーハーイム
ドイツのお菓子 ユーハーイム
➡️1971(昭和46)年頃…「明治チェルシーの歌」と同時期に流れていた、田中ユミさんと玉井タエさんによるデュエット「シモンズ」が歌っていた曲です。
シモンズは1971(昭和46)年8月5日 「 恋人もいないのに」(B面 「おとずれる愛に」)でデビュー。
ジャンルは「フォーク」ですが、どちらかと言えば「アイドル」系になるような気はします。
ユミちゃんファンが圧倒的に多かった中で、私はタエちゃんファンでした。
シモンズは、何と100曲を超えるCM曲を歌っている「CM曲の女王」でもありました。
有名なのは「明治チェルシーの歌」でしょうか。
当時北海道には、ユーハイムがありませんでしてので、CMは流れていましたが、遠くの会社のCM程度にしか、子供たちは感じていませんでした。
一人東京から転校してきた女の子Y.Sさんは、流石にユーハイムを知っていまして、釧路のガキ共から羨望の眼差しを受けていました(私も知っていたが、寄って来るのはNちゃんとその友人だけ。Y.Sさんは美人さんでしたから…)
バウムクーヘンの「バウム」とはドイツ語で「樹木」のこと。
「クーヘン」は「菓子」という意味で、まさに姿そのままの「木の如き菓子」で、このバウムクーヘンを製造販売していたのが、神戸に本社を置く「ユーハイム」でした。
社名の「ユーハイム」は、日本で初めてドイツ菓子であるバウムクーヘンを製造した菓子職人カール・ユーハイムからとっているそうです。
ユーハイムは、青島にお店を出しましたが、第一次世界大戦で捕虜となり来日。5年間収監され、そのときに、広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)で日本で初めてのバウムクーヘン
を焼きました。
ちなみに日本語では「ユーハイム」ですが「Juchheim」という単語をカナ表記する場合、「ユッフハイム」としたほうが原語の発音により近いようです。
バウムクーヘンは、当時は贅沢なお菓子でしたから、余程ではない限り食べる機会はありませんでしたが、里子に行っておやつにバウムクーヘンが出た時は、ひときれティッシュに包んで、学校でNちゃんに渡しましたら、スゴく喜んでくれました。
今でもバウムクーヘンを食べる度に、その話が出てきます。
https://youtu.be/DAofe9awI_8