どれだけ遠く
作詞:谷川俊太郎
作曲:小室等
花屋のあざみを黙って見つめて
もう話すこともありはしない
どこまで歩いても同じ曲がり角
ここからどれだけ遠く離れたら
優しさはよみがえるのだろう
なんでもないのと微笑みながらも
目をそらす君を見たくない
嘘ならいくらでもついていいんだよ
君からどれだけ遠く離れたら
もう一度愛せるのだろう
汚れたコップに朝日があたって
思い出ばかりが生きている
いつまで夢見ても同じ朝がくる
いまからどれだけ遠く離れたら
明日はやってくるのだろう
いまからどれだけ遠く離れたら
明日はやってくるのだろう
➡️1976(昭和51)年10月25日にリリースされた、松崎しげるさん12枚目のシングル「俺たちの朝」のB面曲で、昭和52年3月27日放送の第23話「 炊事当番と物置小屋と下着の山」の挿入歌です。
タイトルにある「炊事当番」というのは、順番に炊事当番をするはずなのに、一番暇なオッスにカアコが「暇なんだから代わってあげなさいよ」としつこく言うのでオッスが切れてしまいます。
このオッスとカアコのやり取りって、本当に好きでしたね(笑)
物置小屋というのは、名古屋さんが大家の、後に住み込んでジーンズショップになる場所。
この曲はと言うと、チューが家出して、スナック「ドンキホーテ」で、弾き語りのライブをやっていた松崎しげるさんが歌っていたもので、なかなか渋いです。
「下着の山」と言うのは、オッスの母親の遺産がまだあるものだと、相変わらずのオッスのおやじに金を借りにいくが「既に使ってしまったすまん」と言われ、その代わりに山のような下着の在庫を送られたもので、結局一人では何も出来ないオッスは、カアコ主導の元で下着屋を始めるものの、やっぱりひと波乱起きてしまうと言う内容…
「つらいことが 多ければ多いほど 人生もまた 楽しい」
これはエンディングの詩ですが、奴等は何があっても「楽しい」んでしょうね。
実は私、思い切ってDVDを買いまして、ほぼ毎日懐かしんでおります。
勿論うちの奥さんのNちゃんには怒られましたが、今は彼女も釘付けになっています。
あの頃二人で行った鎌倉が甦ったのですから…
しかしオッスの妹である杏子(岡田奈々)ちゃんはかわいい。