忘れ得ぬ歌ぱーと754白い道(「四季」から) | 遊遊のブログ

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白い道(「四季」から) 


作詞:海野洋司
作曲:Antonio Lucio Vivaldi

どこまでも 白い
ひとりの 雪の道
遠い国の母さん 今日も
お話を 聞いてください
あれからもう3年過ぎ
この道に また白い雪
サラサラ 鳴ります


北国の 冬は
きびしく 辛いけど
母さんと 歩いた道は
あたたかい 思い出だけ
れんげの春 トンボの秋
忘れません 声をあわせ
うたった あの歌


あしたも この道
歩きます ひとりで
母さんが 歩いたように
風の中も 負けないで
いつか 春の風が吹けば
歌いましょう あの日の歌
ひとり この道で


➡️1975(昭和50)年12月-~1976(昭和51)年1月と、リメイク版として1983(昭和58)年12月~-1984(昭和59)年1月にNHK「みんなのうた」で流れた曲で、初回版はハイ・ファイ・セットが、リメイク版は北原ミレイさんが歌っていました。

初回版は実写で、リメイク版では中島潔さんの絵を用いていました。残念な事に、初回版の映像は残っていないとの事で、再放送では、昭和58年版が使われています。

この曲はヴィヴァルディ作曲「ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 (四季~冬)」の第2楽章に海野洋司さんが日本語の歌詞をつけたものです。

原曲には雨の日に暖炉の前で安らぐという内容のソネットがついていますが「白い道」の歌詞はこれと異なる別物です。

作詞の海野洋司さんは「小さな木の実」の作詞者で、この曲は母と子ですが「小さな木の実」は父と子で対照的な内容です。

昨日は「母の日」と言うことで、我が奥様にはカーネーションと共にプレゼントを致しました。
それでふとこの曲を思い出したわけです。

ヴィヴァルディの「四季」は、なんと言っても「春」が有名ですが、私は「冬」が好きでした。

最近、何かの車のCMで使われていた様な気がしますが、この曲には山本潤子さんの優しい歌声が相応しいと思っています。

「北国の 冬は
きびしく 辛いけど
母さんと 歩いた道は
あたたかい 思い出だけ
れんげの春 トンボの秋
忘れません 声をあわせ
うたった あの歌」

もっとも私には皮肉でしかない歌詞なのは間違いありません。

「みんなのうた」で初めて聴いた時は、里親のお母さんが、私の腕を掴んでいました。
あとから聞くと「顔色が変わっていた」そうで、危険を感じ腕を掴んだらしい。

里親のお母さんとは、今でも交流がありますが、当時の想い出として笑い話にしてくれています。

そういえばカーネーションを贈った人は、里親のお母さんと、我が奥様だけです。

偏った人生を歩んできたな…と思う時が来るのでしょうかね(笑)