忘れ得ぬ歌ぱーと747「君に捧げるほろ苦いブルース」 | 遊遊のブログ

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君に捧げるほろ苦いブルース

作詞・作曲:荒木一郎

淋しさに一人飲むコーヒーは
ひきたてのほろ苦い味がする
ゆきずりの夜に買う綿あめは
君と愛した味がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアの外の
気に入りの紫蘭の花
昨日の朝 枯れたよ


淋しさに一人弾くセレナーデ
イントロはほろ苦い音なのさ
ゆきずりの街に聞く汽車の音は
君と愛した音がする
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを開けて
六月の空を見れば
まぶしすぎる僕だよ
BYE BYE MY LOVE 永すぎた
BYE BYE BYE MY LOVE 僕の歌もやがて
BYE BYE MY LOVE 終るだろう
BYE BYE BYE MY LOVE もうすぐ


淋しさに一人書く置き手紙
宛先はほろ苦い友達さ
横書きの白い地の便箋は
愛を記した時もある
BYE BYE まだ 夢のようさ
BYE BYE 君 ドアを閉めて
思い出の紫蘭の花
庭の隅に埋めたよ
BYE BYE 君 すぐに行くよ
BYE BYE BYE MY LOVE 君と同じとこへ
BYE BYE MY LOVE 夏になれば
君のいる処へ…


➡️1975(昭和50)年12月1日にリリースされた、荒木一郎さん16枚目のシングルで、B面曲は「ジャニスを聴きながら」です。

荒木一郎さんは、1966(昭和41)年9月5日「空に星があるように」という素敵な曲でデビューしましたが、私達子供に強烈な印象を残した曲と言えば、1967(昭和42)年5月15日にリリースされた5枚目のシングル「いとしのマックス 〜マックス・ア・ゴー・ゴー〜‎」で、当時大人の前で歌ったら、間違いなく怒られた曲でした。

ただ、荒木一郎という人はカッコよくて、近所のお姉さん達がキャーキャー言っていたものですから、子供たちも自然と覚えた訳です。
あと映画にも結構出ていましたしね。

その後何年かメディア出演をしていなかったようですが、私が中学2年の時にリリースされたのがこの曲でした。

しかしB面の「ジャニスを聴きながら」が、1977(昭和52)年10月5日に、あおい輝彦さんによってカバー(歌詞が少し違う)されたことによって、B面曲の方が有名になった感じがしましたが、私は性格的に「君に捧げる…」の方が好きでした。

しかしこの曲、アリスの「帰らざる日々」になんと似ていることか…
ギターの弾き語りをすると、極たまにですが両方の曲が混じってしまうこともありました。

タイトルに「ブルース」がついていますが、果たして厳密な「ブルース」かどうかはわかりませんが(どうでも良いこと…)結構好きで歌っていました。

でも中学生男子が歌うには、背伸びしても届かない曲でしたので、同級生の前では歌わなくなりましたが、里子のお母さんが荒木一郎さんのファンでしたので「空に…」「マックス…」そしてこの曲を歌ってあげていました。

この曲は大好きですが、私とC.Kちゃんが好きだった荒木ソングは「青春の蹉跌」でした。
まぁ、石川達三を読んでいたからなんですけどね(笑)