忘れ得ぬ歌ぱーと696「赤いダウンパーカーぼくのともだち」 | 遊遊のブログ

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赤いダウンパーカー ぼくのともだち

作詞・作曲:森田童子

電車が通るたび
なつかしくゆれる
チャーリーブラウンの店で
君を見つけた
赤いダウンパーカー
ぼくのともだち


あの頃君は 名画座の中で
いつもスクリーンの向うに
孤独を見ていたネ
赤いダウンパーカー
ぼくのともだち


そんなに悲しい
目をしてぼくを見る
昔にこだわる君の話
ぼくにはもう辛すぎる
赤いダウンパーカー
ぼくのともだち


弱虫で静かな君を
ぼくはとっても好きだった
君はぼくの
いい友達だった
さよならぼくのともだち


君は少しの 酒に酔い
ぼくは君の淋しい寝息を
聞いている
赤いダウンパーカー
ぼくのともだち


何もなかった
ぼくたちの終りに
君と冷たい牛乳飲んで
声を出さずに笑った
赤いダウンパーカー
ひとごみに消えた


soon1980(昭和55)11月20日にリリースされた、森田童子さん6枚目のアルバム「ラスト・ワルツ」の収録曲です。

このアルバムには
1…赤いダウンパーカーぼくのともだち
2…菜の花あかり
3…海が死んでもいいョって鳴いている
4…グリーン大佐答えて下さい
5…みんな夢でありました
6…きれいに咲いた
7…たとえばぼくが死んだら
8…ラスト・ワルツ

作詞・作曲は森田童子さんですが、編曲は全て千代正行さんです。

森田童子さんの歌詞に必ず出ている(と思われる)のが「チャーリー・パーカー」と「チャーリー・ブラウン」ですが、前者はサックス奏者であり、後者はスヌーピーの飼い主さんです。

漫画「ピーナツ」と「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」に出ていますが、スヌーピーが主人公ではなく、あくまでも「チャーリー・ブラウン」が主人公です(奥さんのNちゃんに教えて貰った…)

昭和55年頃だとテレビでは、谷啓さんや野沢雅子さんが、声を担当していたと思います。

この曲は、今聴いても、私をどツボに落としてくれる曲で、普段はあまり聴いていませんが、今日何となくかけてしまいました。

おかげさまで、すっかり落ち込んでしまい、奥さんに「はんかくさいもの!」と叱られるはめに…

大体が森田童子さんの曲で、落ち込まない曲はありませんしね。

それでも聴きたくなるのは、今や遠い過去となった、青春への憧れなのかも知れません。