作詞・作曲:井上陽水
せんたくは君で
見守るのは僕
シャツの色が 水にとけて
君はいつも安物買い
僕のセーターは
とても大きくて
君はそれを しぼれないと
僕の腕を横目で見る
君のエプロンは
赤い花模様
シャボン玉が ひとつふたつ
晴れた空にこぼれ落る

昭和47年12月は、私が小学5年生で、児童相談所に入所していた時でしたので、この曲は全く知りませんでした。
中学生になってから、この曲をコピーしましたが、当時の「拓郎派」「陽水派」「ユーミン派」のどれにも属さない「フォーク派」(強いて言えば「かぐや姫派」)でしたので、ギターは弾けるけど、女子に相手にされないポジションにいました。
勿論、井上陽水さんや、吉田拓郎さんの曲を弾けましたが、残念ながら私は、女子にチヤホヤされた事がありません。
私の周りの女子は、Nちゃん、N,Kちゃん、C,Kちゃん…と言った、代わり映えのしない面々。
この曲も、必死にコピーした訳ではなく、友人のお兄さんのLPを聴いて、何となく覚えてしまった曲でした。
ギター一本で弾き語り出来る為に、ギター小僧共は巧い下手は別にして、大抵が弾けたとは思います。
「あどけない」は、中世頃から「無邪気だ」や「子どもっぽい」という意味で用いられ「あどなし(あどない)」に、「け(気)」が加わったものらしく「あど」は「アトド(足跡処)」で、幼児の足もとの不安定さからといわれていますが、そう言えば習った様な気もします…
今から思えば、当時の女子にしても「あどけない」のでしょうが、私達は怖かったです(笑)
この曲を聴いて「同棲」と言う言葉を想い浮かべる人もいると思いますが、私にとって「同棲」は、やはり「かぐや姫」の曲なんですよね。
でもこの曲も、都会のアパートの一室で、肩を寄せあって暮らす風景が、今でも目に浮かびます。
中学生時代から、こんな事は考えている男子はいたのかな…?
私も含めて、当時の男子って奥手でしたからね。