忘れ得ぬ歌ぱーと637「Long Long Ago (久しき昔)」 | 遊遊のブログ

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Long Long Ago(久しき昔)

作詞・作曲:Thomas H. Bayly、
日本語詞:近藤朔風

語れ愛でし真心の
久しき昔の
歌えゆかし調べを
過ぎし昔の 
汝は帰りぬああ嬉し
永き別れああ夢か
愛ずる思い変わらず
久しき今も


逢いし小道忘れじ
久しき昔の
げにもかたき誓いよ
過ぎし昔の
汝が笑まい人にほめ
汝が語る愛に酔う
やさし言葉のこれり
久しき今も

いよよ燃ゆる情や 
久しき昔の
語る面はゆかしや
過ぎし昔の
永く汝と別れて
いよよ知りぬ真心
ともにあらば楽しや
久しき今も


soon1833年にイギリスの音楽家トーマス・ヘインズ・ベイリーによって作曲された「Long Long Ago 」に、近藤朔風が日本語詞をつけたもので「文部省制定唱歌」ですが、朔風の「久しき昔」よりも、同じ文部省制定唱歌で「垣に赤い花咲く…」で始まる古関吉雄作詞の方が有名です。

この「垣に赤い花咲く…」を「柿に赤い花咲く…」と勘違いしていた子供の、なんと多かった事か…

なお伊藤武雄作詞では
「よく訪ねてくれたね よくまあねえきみ
よく訪ねてくれたね
さあさあかけたまえ
きょうまでの出来事を みんな話そうお互いに
よく訪ねてくれたね
さあさあかけたまえ」

藤田圭雄作詞では
「嬉しかったねあの頃 ほんとにねそうだね
いつも歌い暮した
ほんとにねそうだね
どこへも行かないでね 何もかも忘れてね
愛の言葉ささやく
ほんとうにそうだね」

原詞の訳は「懐かしいあの話をしてくれないか
とおい とおい 昔の
喜んで聞いていたあの歌を歌ってくれないか
とおい とおい 昔の
君に会えば 全ての悲しみは消え去る
君の移り気は忘れよう
昔の君を信じてみたいんだ
とおい とおい 昔の」ですので、近藤朔風と伊藤武雄の歌詞が、原詞に忠実かと思われます。

もっとも歌いやすいのは「垣に赤い花咲く…」でしょうか。

私は近藤朔風の歌詞が好きで、ヘソ曲がりと言われながらも、朔風の歌詞で歌っていました(音楽の時間は別)

子供ながらに、文語調の歌詞に惹かれたのだと思いますが、今歌うと、速攻で奥さんや姪っ子からツッコミが入ります。

ちなみに姪っ子も「柿に赤い花咲く…」と今でも思っていた奴で、それを偉そうに私に「柿の花は赤いんだよ!」とぬかします。

学校で何を習ってきたの?可愛いお嬢ちゃん…