作詞・作曲:河島英五
春はあざやか
菜の花畑で
雲などながめコップ酒
夏は星降る
浜辺に手まくら
波を相手に旅の酒
人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋こがれ
人生旅的途上
秋はすれちがう
うしろ姿に
面影偲び手酌酒
冬は暮れゆく空の彼方よ
鳥は南へ俺は北へ
あこがれ求め
さまよう胸の
燃える想いを伝えん
たどり着くやら
着けぬやら
人生旅的途上
人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋こがれ
人生旅的途上
たどり着くやら
着けぬやら
人生旅的途上
1996(平成8)年07月1日にリリースされた、河島英五さんのシングル曲で、カップリングは「ブーツを履いて」同じ年の10月21日にリリースされた、アルバム「自選集」にも収録されています。
「自選集」には
ノウダラ峠
ノウダラの女
旅的途上 (たびのとじょう)
のんべ
オオカミ
生きてりゃいいさ
てんびんばかり
風は旅人
どんまいどんまい
何かいいことないかな
地団駄
野風増
酒と泪と男と女
時代おくれ
ほろ酔いで
いくつかの場面
心から心へ
と、これでもかと言うくらい、河島英五さんの魅力が詰まったアルバムです。
私も「旅的途上」は、このアルバムで覚えました。
平成8年と言えば、アトランタオリンピックがあった年ですが、巷では「ルーズソックスが流行」
「アムラーファッション(茶髪、ロングヘア、細い眉、厚底の靴、ミニスカート)の流行」
「へそ出しルック」
「ナマ足」
「援助交際」
等々、私でも頭が痛くなるようなご時世でしたが、そんな中で河島英五さんは、男臭さをプンプンさせていましたね。
男の強さだけではなく、哀しさ、優しさ、父親としての心情を唱いあげた数々の曲は、時代を越えて歌い継がれています。
ただこの曲がリリースされてから5年後、河島英五さんはあの世に旅立たれました。
正直信じられなかった。
私は知らなかったのですが、河島英五さんの忌日となった4月16日は「桜風忌」と呼ばれているとの事で、Nちゃんから教えて貰いました。
はて、この人河島英五さんを聴いていたのかな?
頼りになるお兄さんみたいだから、結構聴いていたとの事でした。
しかも私からかっさらっていったCDを聴いていたとの事。
まぁ夫婦だし、借りパクじゃないから良いですけどね。