作詞・作曲:天野滋
はじっこつまむと
線香花火
ペタンと しゃがんで
パチパチ燃やす
このごろの花火は
すぐに落ちる
そうぼやいて
きみは火をつける
浴衣なんか着たら
気分がでるのにね
湯上がりで
うちわを片手だったらね
はじっこつまむと 線香花火
僕は燃えかす拾う係でも
風を背にうけ
線香花火
僕はきみの機嫌が
気になるけれど
こうしてる二人は
絵になるわ
そうつぶやき
きみは火をつける
きみの目の中で
光っているんだ
こっちの方が
本物よりすてきさ
風を背にうけ
線香花火
僕たちの恋も
きれいに燃やそうよ
パチパチ光る
線香花火
来年も二人で
できるといいのにね

NSPは、北上高専在学中の1973(昭和48)年5月20日の第5回ポフコンで「あせ」を発表し「ニッポン放送賞」を受賞した実力派(グランプリ大会でのグランプリは、小坂明子「あなた」)で、同年6月「さようなら」でデビュー。翌年高専卒業を機に上京し、1974(昭和49)年「夕暮れ時はさびしそう」が大ヒットしました。
NSPの…と言うか、天野さんの作曲は、同じコードを繰り返し使う「循環コード」形式を取っていたので、弾きやすいと言う人と、弾きにくいと言う人に分かれていました。
私は弾きやすい派でしたけどね。
今日は8月16日。
世間ではお盆休みも終わり、明日から仕事と言う方が多いと思いますが、私は7月18日の手術の影響で、普段の生活もままならず、心苦しくも、リハビリに勤しむ毎日が続きます。
お盆も終わり、我が家の仏壇も満艦飾ですが、見えない御先祖様や故人様が去って行くのは、寂しいです。
19時、送り火の代わりに、Nちゃんと線香花火をベランダでしました。
火花の形が色々変わる線香花火は、送り火に相応しいかどうかは知りませんが、あの世に帰る方達への道標になってくれたなら…
そう言えば、私が施設に入っていた頃は、殆どが線香花火で、ロケット花火に憧れていました。
C,Kちゃんと二人並んで、先生から受け取った線香花火。
私は見るだけで、C,Kちゃんに必ずあげていました。
お盆を過ぎると、釧路は一気に秋になります。
父母のなき子に花火線香買ふ 阿部小壺