忘れ得ぬ歌ぱーと575「夕日と少年」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


夕日と少年

作詞・作曲:村下孝蔵

ジャングルジムをくぐり抜けて
忍びこんだよ 小さな森
置き去りの自転車と野球帽
頬を撫でてく白い風と
金色の陽射し浴びながら
呼び合った仲間達のあだ名
早く早く見失わぬように
誰かの後ずっと追い掛けた
夏はいつも ゆらゆら揺れ
あのこが好きだよと
真っ赤に泣いていた
夕日と少年


西瓜の種を吹いて飛ばし
競い合ったね 笑いながら
打水の虹 七色屏風
悲しいほどに高い空の
群青色の帳 見つめ
数えてた 光る流れ星
早く早く大人になりたいと
背伸びして見ていた細い影
夏の夢は カラカラ枯れ
遙か地平線に
ぽつり一人ぼっちの
欠けてる夕月


早く早く見失わぬように
誰かの後ずっと追い掛けた
夏はいつも ゆらゆら揺れ
あのこが好きだよと
真っ赤に泣いていた
夕日と少年
僕を染めていた 空


soon11th
1991(平成3)年4月25日にリリースされた、村下孝蔵さん11枚目のアルバム「新日本紀行」の収録曲です。

私の拙いブログでも、村下孝蔵さんの曲を紹介していますが、彼の歌を聴くと、どこか懐かしく感じてしまうのです。

この「夕日と少年」は、私達が子供の頃の風景そのもので、思い出すのが懐かしいやら、恥ずかしいやら…

私は5才の時に、京都から釧路に移ってきました。
言葉の違いや、風習、遊び方に至るまで、釧路っ子の目には、異質に映った事は、勿論言うまでもありませんが、そんな私を助けてくれたのが、隣に住んでいたNちゃんでした。

「夏はいつも ゆらゆら揺れ
あのこが好きだよと
真っ赤に泣いていた
夕日と少年」

これはあの頃の私そのものです。

寄り添い、離れて、また寄り添って、遠回りしたけれども、やっと綾なす糸が布になりました。

かと言って「何が幸せなん?」と聞かれても、答えようがない。

幸せって、そんなもんかも知れませんね。


さて、明日から私は入院します。

椎間板ヘルニア再発の為、腰の筋肉を取って、チタンのボルト?を入れる手術です。

手術日は18日ですが、これが最後の手術でしょう。

1ヶ月程の入院で、今回は家の近くですから、逆に里心がつくかも(笑)

但し、病室が三階なので、花火大会の花火が、何の邪魔もなく見られるのが楽しみ。

そして釧路港に沈む夕日(世界三大夕日)も、ゆっくりと目に焼き付けておきます。