忘れ得ぬ歌ぱーと571「ほおづえをつく女」 | 遊遊のブログ

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ほおづえをつく女

作詞・作曲:伊勢正三

振り向きもせずに
男は去った
女は半年泣き続けた
薄暗い部屋で
ほおづえをついたまま
幸せな日々を
思い出していた
何故すてられたのかも
わからないまま
女は半年泣き続けた


新しい季節が
女を変えた
出会いを求めて町に出た
髪を切り胸のボタン
ひとつはずして
化粧直して
女は生まれ変わった
お茶を飲みながら
ほおづえをついたまま
女は男を捜しつづけた


女はそっと煙草くわえた
男はすかさず火をつけた
かげりある女は
とてもきれいに見える
思わず誰でも
手をさしのべてみたくなる
灰皿の中の
古い燃えさしがまた
新しい炎で燃え上った


数える間もなく
時は流れた
振り向きもせずに
男は去った
慣れすぎた暮らしに
女は甘えすぎて
男の心にまで
ほおづえを
ついてしまった
夜空の星が
とても美しいのは
ほんのすこし
光っているから


soon1976(昭和51)年12月5日にリリースされた、風の4枚目のシングルで、B面曲は、大久保一久さん作詞・作曲の「旅の午後」です。

風については、私の年代か、以上の方には説明不要かと思いますが、とりあえず。

「かぐや姫」の伊勢正三さんと「猫」の大久保一久さんが、1975(昭和50)年に結成したフォークデュオで、1975(昭和50)年2月5日にリリースされた、デビューシングル「22才の別れ」は、あまりにも有名です。

私はこの曲が好きで、結構カッコつけてギターを弾いていましたが、間違いなく、女子にはもてませんでした!

私のギターを聴いてくれるのは、N,Kちゃん、C,Kちゃん、そして気が向けばNちゃんでした(この人はフォークはあまり好きではなかったみたいです)

ただ、当時中学2年生でしたから、歌詞の意味なんて解りません。

「女の子って、フラれたら半年泣くん?」
と聞いた私に女子は「少女漫画の見すぎだわ、はんかくさい!」

私の女性に対する恐れは、あの時からかも知れません(笑)

ほおづえをついた女性…
たとえ指に挟んだタバコが「しんせい」や「バット」であっても、大人って感じで、憧れを持っていました。

もっとも私達夫婦は、タバコを吸いませんから、今ではどうでもいいんですけどね。