忘れ得ぬ歌ぱーと534「はこだて賛歌」 | 遊遊のブログ

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はこだて賛歌

作詞:前川和吉
作曲:廣瀬量平

誰かに住む街 聞かれたら
はい 函館と答えます
明るく胸はり 答えます
親子みんなが住みついて
いのちかけたい海の街
そんな街です そんな街です
はこだて


手紙を書くたび ていねいに
ここ 函館と書いてます
しあわせ感じて 書いてます
旅に出てみてそのよさが
しみじみわかる詩(うた)の街
そんな街です そんな街です
はこだて


槌音はずんで また伸びて
いま 函館がひらけます
陸(おか)から海から ひらけます
巴じるしがかがやいて
あすがたのしい若い街
そんな街です そんな街です
はこだて


soon函館市民なら誰でも知っている!と言っても過言ではない曲で、函館市のゴミ収集車が流すメロディーとして使われ、大型外航船が函館に入港する時は、埠頭で流されると言う「釧路市にもこんな曲を作って欲しい」と、羨ましくなるような名曲です。

この曲は、1973(昭和48)年、函館市と亀田市の合併にあわせ、HBC函館放送局開局20周年記念事業として制作した曲で、作詞の前川和吉さんは、中学校の先生で、函館市立凌雲中学校校歌の作詞もされています。

作曲の廣瀬量平さんは、音楽家として舞台音楽等を手がけており「癩王のテラス(三島由紀夫作 1974年)」が有名。

さて、釧路市民の私が、何故函館市民の歌を?と申しますと、亡くなったC,Kちゃんの数少ない(児相に入る前の)友人である、M.Uちゃんと会いまして、Nちゃん共々昔話に花が咲きました。

彼女は釧路市内に住んでいたのですが、親の都合で函館市の養護施設に、昭和48年に送られました。

私が里子に行ってから一度だけ、里親の「お父さん」「お母さん」N,Kちゃん、C,Kちゃんと共に、施設に面会に行った事がありました。

C,Kちゃんと泣きながら抱き合っていたのを、今でも覚えています。

丁度お昼前でしたが、ラジオから流れて来たのが、この「はこだて賛歌」で、私もN,Kちゃんも気になってしまい、後に楽譜をM.Uちゃんから送って貰い、何となく口ずさみ様になったのです。

久しぶりに会って、私が「はこだて賛歌」を口ずさみ、送って貰った楽譜を見せると、何故かケラケラと笑っていました。

彼女は現在、釧路で暮らしていますが、その顔は幸せそうでした。

この曲はYouTubeで視聴できます。
覚えやすい曲なので是非。