忘れ得ぬ歌ぱーと518「冬の星座」 | 遊遊のブログ

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冬の星座

作詞:堀内敬三
作曲:William S. Hays


木枯とだえて さゆる空より
地上に降りしく奇しき光よ
ものみな憩える
しじまの中に
きらめき揺れつつ
星座はめぐる


ほのぼの明かりて
流るる銀河
オリオン舞いたち
スバルはさざめく
無窮をゆびさす
北斗の針と
きらめき揺れつつ
星座はめぐる


soon1947(昭和22)年発行の国定教科書「中等音楽」』に掲載された曲で、2007(平成19)年に日本の歌百選の1曲に選ばれました。

この曲のメロディーは、1871年にウィリアム・ヘイスによって作詞・作曲された、アメリカのポピュラーソング「愛しのモリー(Mollie Darling)」が用いられており、歌詞も「冬の星座」とは、全く異なるため、正確には「堀内敬三訳詞」ではなく「作詞」となります。


私がこの曲を知ったのは、児童相談所ででした。 児相で一緒に生活していたお兄さん、お姉さんに教えて貰ったものです。
歌詞が、小学5年生には難しい言い回しですが、歌詞の中に「オリオン」「すばる」「北斗」が入っていたのが気に入って(私は当時から星に興味を持っていました)愛唱歌の一つになったのです。

ちなみにC.Kちゃんは知らなかった為、歌詞をノートに書き写してあげました。

私達が入所したのは、雪こそ積もっていませんでしたが、寒い毎日が続いている時期で、児相は中心街から離れていたので灯りも少なく、恐ろしい位に冴えた星空が広がっていました。

勿論勝手に外に出ると、待った無しで「無断外出(逃走)」となるので、部屋から見るしかないのですが、養護施設に移ってからは、夜でも中庭に出ることが出来たので、C.Kちゃんと共に、星空を見上げたものでした。


この曲の元歌である「いとしのモリー」の訳詞は
「約束してくれ いとしのモリー
僕以外の者は愛さないと
だって僕は君を愛している いとしのモリー
君は僕にとって世界のすべてなのだ
おお言ってくれ
僕を愛していると
君の小さな手を握らせてくれ
僕の心を受けとめてくれ いとしのモリー
君の小さな手を握らせてくれ
僕の心を受けとめてくれ
いとしのモリー
君の心を僕にくれると約束してくれ」

アニーローリーもそうでしたが、元詞を当時知らなくて良かったです(笑)

北海道釧路は、3月と言えども、まだまだ冬の装い。

今夜も星が綺麗です。