忘れ得ぬ歌ぱーと499「雨に消えたほほえみ」 | 遊遊のブログ

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雨に消えたほほえみ

作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ

不思議な女だった
長い髪をしていた
あの日の夕暮れは
雨が降っていたよ
あなたは黙ってた
ポピーの花びらが
あなたの足もとに
静かに舞い落ちた
あの日からあなたは
帰ってはこない
そんな別れを 僕は今までに
したことがなかった


悲しい女だった
ほほえみが淋しくて
あの日の夕暮れの
雨に消えていった
あなたの忘れ物
1冊の詩集と
僕の心の中に
ささやいたサヨナラ
あの日からあなたは
帰ってはこない
そんな想い出を
僕は今日の雨に 見つけたよ


soon1974(昭和49)年3月5日にリリースされた「第二期かぐや姫」4枚目のアルバム「三階建の詩」の収録曲です。

「三階建の詩」の意味は、南こうせつさん、伊勢正三さん、山田パンダさんにも、公平に印税が入るようにと企画されたアルバムだからの事で、収録曲は
人生は流行(はやり)ステップ
22才の別れ
あの日のこと
南風知らん顔
君がよければ
赤ちょうちん
雨に消えたほほえみ
うちのお父さん
なごり雪
おまえのサンダル
この季節が変われば
こもれ陽
以上12曲ですが、ほぼ平均に作詞・作曲、又は作詞だけ、作曲だけを振り分けられています。


この曲は「赤ちょうちん」と「うちのお父さん」の間に挟まれて、比較的目立たない曲でしたが、喜多条忠さんの作詞らしさが出ている曲と思います。

このアルバムがリリースされた時は、私は中学1年でしたので、好きな歌と言うわけではなかったのですが、気になっていた歌でした。

私の周りに髪の長い女の子は、里子先のN,Kちゃんくらいしかいませんでした(NちゃんもC,Kちゃんもショート。特にC,Kちゃんは「セシルカット」に近かった…)

この歌詞の「…あなたの忘れ物
1冊の詩集と…」
の「詩集」とは、一体何か?と話し合ったものですが、所詮中学生。
リルケやハイネ、パステルナーク位しか出てきません。

C,Kちゃんに至っては「高村光太郎」(教科書に高村光太郎の詩が載っていたから)
Nちゃんは「詩集じゃなくて小説ならいいのに…」と言う始末。

当時の田舎の中学生なんて、そんなもんでした(笑)

今日の釧路は大雨+強風。

私は通院日でしたので、1日Nちゃんと二人でしたが、彼女は「アイヌ神謡集」を開いていました。

少しだけお上品に見えたのは気のせい?