作詞・作曲:さだまさし
あの娘は いつも哀しい位
ひとりっぽちで 部屋の片隅で
うずくまってた
誰かが自分を 救いに来るのを
じっと待ってるけど
誰も来ないと 判ってる
人には黒く見えるカラスが
自分には 白く見えてしまう
黒く見ようと 努力したのに
人は大声で 聞いてくる
何故 嫌いですか
何故 好きですか
左ですか 右ですか
ああ聴こえない ああ届かない
自分の夢がわからない ああ
あの娘は いつも哀しい位
強がってみせるけど
実は とても淋しがりや
時折 燐寸を摺っては
ひとりで 涙こぼしながら
また時々 火傷をする
少し若さに 思い上がり
転がる方が 楽だと覚え
本当は とても優しいくせに
すねて見せるだけの
意地っ張り
何が正しくて 何が嘘ですか
100じゃなければ 0ですか
ああ聴こえない ああ届かない
自分の夢がわからない ああ
自分に正直に 生きるなら
風に逆らって生きるのなら
居直る事が 勇気だなんて
自分に甘えるのは およし
何故 嫌いですか
何故 好きですか
左ですか 右ですか
ああ聴こえない ああ届かない
自分の夢がわからない
何が正しくて 何が嘘ですか
100じゃなければ 0ですか
ああ聴こえない ああ届かない
自分の夢がわからない ああ

中井三枝演じる「上原真美」(昭和56年度の桜中学の生徒)がクローズアップされていた回に流れていたもので、この「上原真美」は、周囲と距離を置いている女の子と言う設定でしたが、放映内容はすっかり忘れてしまいました。
ただこの曲は、ラジオのリクエスト番組で、毎日の様に流れていましたので、私はレコードを買っていません。
昭和56年は、私が大学二年目の年で、中学、高校が荒れていた時期ではありました。
養護施設のお姉さんや妹達(C,Kちゃんも含め)は、この歌詞の通り、大人を信じていませんでした。
「養護小学、教護は中学、紫明学院行き止まり」C,Kちゃんが教えてくれた戯歌。
紫明学院とは、女子少年院の事です。