作詞・作曲:佐々木幸男
君の髪が風の中で 流れていった
流れ髪の君は とてもすてきです
そういうと 君はくすっと笑い
君の好きな"ユーフー"を飲みほす
君の好きなサイダーの唄 僕が歌うたび
いつも横目で 聞いてるんです
終わるときまって君は くすっと笑い
皮肉っぽく よかったとポツリ
熱い 熱いお茶を飲み
ポツリ ポツリ
話しかける君は
君は風
熱い 熱いお茶を飲み
ポツリ ポツリ
話しかける君は
君は風

佐々木幸男さんは、1950年(昭和25)9月3日、宮城県桃生郡(現石巻市)で生まれ、小学校1年生の時に、北海道札幌市に移住し、現在は札幌を中心に活動を続けています。
「水鏡」で有名な、鈴木一平さんとは同学年で、北海道では二人でライヴをしております。
幸男さんも一平さんも、ヤマハポフコン出身で、幸男さんは1976年(昭和51)年5月16日の11回大会で、一平さんは1979年(昭和54)年5月6日の17回大会で、それぞれ優秀曲賞を受賞しています。
幸男さんの歌い方は、何となく、みなみらんぼうさんの歌い方に似ているような気がします。
この「君は風」で出てくる「ユーフー」ですが、ユーフー社が製造し、マルハが原液せいを輸入して、コカ・コーラが販売した「チョコレート飲料」で、黄色い缶に唇が画かれていて、
「ユーフー飲んだら 飲んだら 飲んだら
どうゆう風?」
と言うCMソングも記憶にあり、しかも昭和53年の冬休み、Nちゃんと二人で湘南に行ったときに飲んでいました。
まぁ、アイスココア(の出来損ない)みたいで、二人とも顔をしかめたものです。
この曲は、今では「知る人ぞ知る」曲になってしまいましたが、ギターを抱えて歌うには、もってこいの曲です。
「熱い 熱いお茶を飲み…」の部分ですが、NちゃんもN,KちゃんもC,Kちゃんも猫舌でした。
コーヒーをあれだけ「ふーふー」したら、コーヒーの味も薫りも消し飛ぶと思いますが、喫茶店に入ってコーヒーを飲むのは、何となく大人っぽくて、憧れでした。
今みたいに、ファストフードの店なんか無かったですから。
ところで「サイダーの唄」って、やっぱり「三ツ矢」でしょうか、それとも「リボン」でしょうか?