忘れ得ぬ歌ぱーと484「雨はやさしいオルゴール」 | 遊遊のブログ

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雨はやさしいオルゴール

作詞・作曲: 細坪基佳

古いオルゴールの
やさしさに似ているような
そんな雨音が
聞こえる夜に
ふと君を想い出す
遠いあの日
二人手をつないで
雨の中を歩いた
会社帰りの
人ごみに押され
君は泣きだしたっけ
胸をしめつける
余韻だけを残して


過ぎていった幼い日々は
なぜかもの悲しい
少女のままの君は今も
心の中だけに
ためらいのない少女の
心は空に浮かぶ雲
そのかよわそうな
白い腕で
僕につかまってた
一枚の絵のような
想い出の
ひとつひとつの中に
見える それは幼い
二人の淡い恋心
胸をしめつける
余韻だけを残して


過ぎていった幼い日々は
なぜかもの悲しい
人はいつか大人になって
飾ることを知る
少女のままの君は僕の
心の中だけに


soon1977(昭和52)年11月1日にリリースされた、ふきのとう5枚目のアルバム「風来坊」の収録曲です。

このアルバムには
1…水色の木もれ陽
2…五色のテープ
3…白い霧
4…レクイエム
5…冬の朝
6…銀杏の木
7…それぞれの幸せ灯る頃
8…雨はやさしいオルゴール
9…Bye Bye Bye
10…Uncleあるちゅうの唄
11…夜
12…風来坊
が収録されていますが、やはりアルバム発売前の先行シングルとしてリリースされた「風来坊」が有名ですが、この曲も素敵な曲です(個人的には「五色のテープ」も好きです)

このアルバムがリリースされた時、私は高校1年で、里子先のN,Kちゃんは、入院中でした。

彼女にせがまれて、このアルバムをテープにダビングして、ラジカセで聴かせますと、この「雨はやさしいオルゴール」を気に入ってしまい、それこそテープが擦りきれるくらい聴いていました。
そして聴き終わると、何故か無口になり、15分位、私は病室から追い出されたものです。

私はこの曲を聴くと、幼かったあの頃…Nちゃんとの日々を思い出すのですが、それがN,Kちゃんにも伝わっていたのでしょうか。

Nちゃんは「○ちゃんの心の中では、まだN,KちゃんやC,Kちゃんが生きてるしょ?」

確かにそうなんですが、誰にも消せるものではありません。

ただ言える事は、私の人生の中で、最も付き合いが長いのは、奥さんのNちゃんであり、目を閉じると、お互いにあの頃の光景が鮮やかによみがえる関係なのです。

ただ女性は、多分に意地悪ですから…ね(笑)