忘れ得ぬ歌ぱーと483「雪の朝」 | 遊遊のブログ

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雪の朝

作詞・作曲:さだまさし

表は雪が降ってる
一面の薄化粧
君はまだ眠ったままで
夢でもみてるのかしら
あたりに人影は無く
街もまだ目覚める前
僕は横になったままで
煙草に火をつける
窓の外には遠く
水鳥が飛び交い
雲は低く流れて
雪は降り続く
表通りを荷馬車が
通り過ぎて行く


僕が少しまどろむと
もう君は起きていて
ねえ みてごらん雪だわと
君は幸せな人だ
曇りかけたガラスを
君はその手で拭い
まるで子供みたいに
目を輝かせた
またいつもの生活が
始まるだけの朝なのに


soon1973(昭和48)年10月25日にリリースされた「グレープ」のデビューシングルで、B面は「虹がかかったら」

「グレープ」は、1972(昭和47)年年結成、1976(昭和51)年解散ですから、グループとしての活動期間は短いのですが、解散後は、さださんのライヴに吉田さんが招かれたり、一時的に「レーズン(グループ名の由来は、新鮮だった葡萄が干からびたから…)」を結成したりしているようです。

この「雪の朝」はデビューシングルですが、8.000枚しか売れていないためか、1974(昭和49)年4月25日にリリースされたセカンドシングル「精霊流し」がデビュー曲と思っている方が多いと思います。

「グレープ」は一応「フォークデュオ」のカテゴリーに入りますが、この曲と「哀しみの白い影」は、フォークの範疇には無いと感じますね。

1974(昭和49)年8月25日にリリースされたファーストアルバム「わすれもの」に収録されている「雪の朝」は、ヴァイオリンが入っているため、フォークっぽく聴こえてはいます。

今日釧路市は初雪でした。

平年より21日も早いみたいですが、この「雪の朝」を聴くと、昔の釧路や小樽を思い出します。

「表通りを荷馬車が…」ですが、私が子供の頃は、確かに荷馬車が走っていました。

釧路も小樽も、大抵が石炭馬車でしたが、坂道で馬車を押すのを手伝だうと、馬方のおじさんが、10円づつくれたものです。

ちなみに養護施設へ入った頃は、馬車は走っていませんでしたので、C,Kちゃんが悔しがったのを覚えています。

C,KちゃんもN,Kちゃんも、この曲が好きでした。
奥さんのNちゃんは、全くこの曲を知らなかったみたいですが、この曲を聴くと、馬車の話でいつも盛り上がってしまうのです。