作詞・作曲:伊勢正三
涙を連れて旅に出ようか
若すぎて痛む胸 捜しに
夜明けの星に ざわめく渚に
忘れてた悲しみに会うために
君は僕だけの海に抱かれて
僕は君だけの季節の中にいた
きっと もっと ずっと
こんなに遠くに離れても
もっと ずっと ずっと
今でも愛せるはずなのに
涙を連れて旅に出ようか
若すぎたあの頃を 捜しに
心にずっと 閉じこめたままの
色あせたポラロイド取り出して
君のわがままと決めつけた時
君はその長い
まつげを濡らしたね
きっと もっと ずっと
夜空に涙があるように
もっと ずっと ずっと
今なら許せたはずなのに
涙を連れて旅に出ようか
若すぎて痛む胸 捜しに
君の横顔 こぼれる涙の
一粒が想い出に変わるまで
いつの日か想い出に
変わるまで

また1994(平成6)年5月20日にリリースされたアルバム「メガロポリスの錯覚」にも収録されています。
残念ながら、シングルCDは廃盤になっており、もしかすると、古本屋さんか、古レコード屋さんにあるかも知れません。
この曲を初めて聴いたときは、時代が時代だった事もあり、歌詞が新鮮に思えました。
好き好きだとは思いますが、私にはピッタリはまる歌詞です。
かぐや姫~風~ソロの伊勢正三を知っている方には、懐かしさと新鮮さを感じたのではないかと、一人思ってしまいました。
「涙を連れて旅に出ようか」なんて、なかなか言えません。
人生そのものが旅だなんて言っていた人がいましたが、そんな大それた事なんかどうでもいい。
辛さや甘酸っぱい気持ちと後悔とを道連れに「旅」をするのが、大人への旅立ちなのでしょうか…
明日は奥さんのNちゃんと二人で、宗谷岬に行ってきます。
一緒になって初めての遠出ですが、片道400kmの距離を、この曲とは逆に、意気地がなく、想いを伝えられなかった過去を、キッパリ捨て去ろうと、二人確認しあいました。
そして祖父と、N,Kちゃん、C.Kちゃん、I,Kちゃんも持って…