作詞:茜まさお
作曲:平尾昌晃
山の辺に咲く紅すずらんは
初恋の花でした
幼ごころに覚えています
思い出 追いかけて
燃える夕陽が沈む
湖にひとり
なぜか あの日とおなじなのに
あなたはいない
白鳥が舞う夜に
人知れず 花びらを
湖に流したら
夢が叶うという…
紅すずらんの伝説は
やるせない 愛の物語
しあわせを呼ぶ紅すずらんは
初恋の花でした
そっと乙女の胸に抱きます
どこかで逢えたなら
今も結ばれたくて
浮雲にかかる
虹をたどれば
この指にも あなたが浮かぶ
湖水まつりの夜に
人知れず花びらを
湖に返したら
恋が叶うという…
紅すずらんの伝説は
永遠に住む 愛の物語
白鳥が舞う夜に
人知れず 花びらを
湖に流したら
夢が叶うという…
紅すずらんの伝説は
支笏湖の 愛の物語

「ラブリーズ」は、当時19才の伊原好恵(ヨッコ)と、15才の青木房恵(メグ)のデュオで、共に平尾昌晃音楽学校出身者です。
「ラブリーズ」はこの他に、シングル3曲をリリースしましたが、いずれもヒットに結び付かず解散しました。
その後、メグこと青木房恵さんは、30代半ばで亡くなられたと聞き及びます。
ラブリーズの「紅すずらんの伝説」は、あまり陽の目を見なかった曲ですが、2004(平成16)年にデビューした、北海道千歳出身のアイドル・ユニット「小娘(シャオニャン)」によって、再び世に出る事となりました。
小娘(シャオニゃン)は、Kotoha(ことは)
Ryouka(りょうか)
Mimi(みみ)
Riii(りー)
リーダーのKanna(かんな)の5名グループで、私もイベントで観たことがあります。
この曲は支笏湖のイメージソングとなっていますが、実は「紅すずらんの伝説」は、オコタンペ湖にまつわる伝説なのです(支笏湖から10km弱)オンネトー、東雲湖とともに北海道三大秘湖に数えられていますが、私は行ったことがありません。
何故か知りませんが、姪っ子の千鶴がこの曲を知っていまして、理由を聞きますと「小娘の曲だもん、知ってるよ」
あぁ…この子にとって「紅すずらんの伝説」は「小娘」であって「ラブリーズ」じゃないんだな…と、寂しさを感じました。