作詞・作曲:森田童子
もしも君が
疲れてしまったのなら
ぼくと観光バスに
乗ってみませんか
色あざやかな
新しいシャツを着て
季節はずれの ぼくの街は
なんにもないけれど
君に 話ぐらいは
してあげられる
(セリフ)
ぼくの 小さな海辺の
観光地に
もうすぐ冬がきます
君も一度気がむいたら
たずねて下さい 雅兄
もしも君が すべて
いやになったのなら
ぼくと観光バスに
乗ってみませんか
君と 今夜が最後なら
トランジスターラジオ
から流れる
あのドューユワナ
ダンスで 昔みたいに
うかれてみたい
あのドューユワナ
ダンスで 昔みたいに
うかれてみたい

この曲を初めて聴いたのは、ラジオ番組(確かHBCの深夜?)でしたが、何せ「ぼくたちの失敗」のイメージが強すぎて、戸惑った事を覚えています。
曲の構成は、ギターとヴァイオリンを全面に出していて、何となく「大正ロマン」を感じさせる様な曲です。
勿論コピーはしましたが、何せ回りに知っている人が少ないので、ギターで弾き語りをするたびに「ワケわからん曲を…」と思われていました。
森田童子さんは、実力的にはイルカさんと双璧をなす存在なのですが、最後までイルカさんの陰に隠れてしまったシンガーです。
里子先のN.Kちゃんも、森田童子さんの曲はあんまり知らなかったみたいですが、C.KちゃんとI,Kちゃんは何故か良く知っていました。
I,Kちゃんは、私達より2学年下なのですが、病室で「ぼくたちの失敗」や「みんな夢でありました」「たとえばぼくが死んだら」なんかを歌っていました。
もっとも「たとえばぼくが死んだら」を歌った時は、私は必ず叱ったものです。
それにしても、観光バスなんて、久しく乗っていません。
何処へ行くにしても、車がありますから、利用する機会はないのですが、たまには夫婦二人で、定期観光バスにでも…と考えたりしています。
ゆっくりのんびり、夫婦で時間を忘れて、想い出を作って行けたらいいですね。