忘れ得ぬ歌ぱーと362「フェリー埠頭」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。

フェリー埠頭

作詞・作曲:さだまさし

私フェリーにしたの
だって飛行機も汽車も
涙 乾かすには
短か過ぎるでしょう
でもさよならは まだ
言わずにいいでしょう
向うの
ステーション・ホテルから
電話をするから
最後の助手席で
海岸通りを走る
不思議ね 思い出にすれば皆
優しいのに Woo Woo
水に揺れる イルミネーション
綴れ織りの道を
あなたの横顔が
くぐり抜けて行く


ふたり過ごした日々に
ありがとう添える程
おとなになれないけど
悔みはしないわ
ちぎれた紙テープが
思い出の数だけ
あなたに手を振るように
水の中で揺れる
私の心配はいらない
片想いの方が
あなたの分まで ふたり分
愛せるから Woo Woo
私フェリーにしたの
だって飛行機も汽車も
涙 乾かすには
短か過ぎるでしょう
Woo..., Woo...
Woo..., Woo...


soon1978(昭和53)年3月25日にリリースされた、さだまさしさんのソロ3枚目のアルバム「私花集(アンソロジー)」に収録されている曲です。

この曲ですが、集英社「週刊マーガレット」で連載されていた、桂むつみさんの「月のひとしずく」で、むつみちゃんが口ずさんでいた曲でした。
この「フェリー埠頭」ですが、ゆったりした曲調に、歌詞がピッタリはまって、この曲を聴いて涙した同級生女子もおりました(私の奥さんではありません)

その年の冬休み、Nちゃんと湘南巡りをしたことは、何度か書いていますが、当時釧路から東京の有明まで、フェリーが就航していましたが、私達は「汽車」を利用。

当時は飛行機は贅沢。
汽車旅が普通だったからです。

そんなわけで、今に至るもNちゃんとはフェリーの旅はしていませんが、今年の夏は、嫌でも小樽港から、フェリーに乗ることになります。

今では、船と岸壁の間でのテープは、危険と言うことで中止になった船会社が多いですが、色々な想いを抱いた、色々な人を乗せて、蛍の光のメロディと共に出航する船の情景は、昔も今も変わりません。

私は失恋して船に乗った事はありませんが、青函連絡船の下り便には、そのような人も見受けられました。

今のフェリーは、個室や寝台が多いため、目立たないのでしょうか?

この曲を聴くとNちゃんは「あの時、フェリーで行けば良かったね」なんて言いますが、私もそう思います。