忘れ得ぬ歌ぱーと313「ひとりっ子甘えっ子」 | 遊遊のブログ

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ひとりっ子甘えっ子

作詞:小谷夏
作曲:筒美京平

ひとりが好きなのひとりっ子
ほんとは嘘なの甘えっ子
いじわるねあの人わかってくれない
いつも夢を見ている私よ
なぜだか届かないこの気持
花びらちぎってうななって
小さな初恋ひとりっ子
そよ風に飛んで行く 涙がひとつぶ


夕焼け摘み草ひとりっ子
誰かを待ってる甘えっ子
いじわるねあの人知らないふりをして
背中向けて泣きまねしたなら
やさしくこの肩を抱きしめて
いつかは心がふれあって
指切りできるわひとりっ子
あの空に一番星私に似てるわ
あの空に一番星私に似てるわ


soon1973(昭和48)年7月21日にリリースされた、浅田美代子さんのセカンドシングルで、B面は「風とふたりで」です。

デビュー曲の「赤い風船」が、あまりにも有名すぎますが、この曲も心に染み入る曲と思います。
「時間ですよ」に続き「寺内貫太郎一家」に、新潟県出身の17才のお下げ髪の「ミヨちゃん」役で出演していましたが、やっぱり可愛いです。

三つ編みやツインテールが、漫画の世界で流行しているみたいですが、あの当時は、極々普通の女の子の髪型でした。

この当時、日本の果ての港町である釧路でも、所謂「鍵っ子」が多く、一人寂しく家に帰る子供達がいました。

私は「鍵っ子」の経験はありません。

昭和48年と言えば、C,Kちゃんと共に、養護施設に入っていましたから…

そういえば、施設のお姉さん達が、この曲をよく歌っていました。

施設っ子には、意外と強がりさんが多く「大人は信じられない!」を信条?としている子供は、私も含めて大半でした。

ただ「親が考えを改めて、虐待を止めてくれるなら、家に戻りたい…」のが本音で、やっぱり強がりの裏は、寂しがり屋の甘えん坊さんなのです。
もっとも、親が考えを改めて、虐待を止めるなんて事は、天地がひっくり返っても、あり得ないのですが。

「ひとりが好きなのひとりっ子
ほんとは嘘なの甘えっ子」

このフレーズが、当時の施設っ子を言い表している様な気がします。

あれから43年経ちましたが、未だに子供への虐待が減らないのは、悲しむべき事ですが、躾の名の元に虐待するな!

育てられなかったら、最初から生むな!

親は子供を(堕胎等により)選べるが、子供は親を選べないのだから。