作詞・作曲:森田童子
久しぶりだネあなたは元気ですか
とても大人びて
そんなふうに淋しそうに
笑うあなたを 見ていると
言葉がとぎれてしまう
とても長い時が過ぎたのネ
久し振りだネぼくは相変わらず
甘い夢を追っています そんなぼくを
あなたは子供っぽく
見えるかしら
とても長い時が過ぎたのネ
久し振りだネ本当に久しぶりだネ
淋しかったぼくは
いまでもやさしいあなたの
そばにいると涙がこぼれてしまう
とても長い時が過ぎたのネ

森田童子さんて歌手は、不思議な歌手だと思います。
「友人の自殺をきっかけに歌いはじめた」という彼女の伝説、これが本当なのかどうかは知りませんが、彼女の歌にはそう思わせる説得力があったのは確かです。
引退からちょうど10年後、ドラマ「高校教師」の主題歌に起用された「僕たちの失敗」が約90万枚の大ヒットを記録し、 それに伴って発売されたベスト「僕たちの失敗 ~ベストコレクション~」も1位を獲得しましたが 、表舞台に登場することはありませんでした。
この曲がリリースされた時、私は中学2年でしたが、里子先のN,Kちゃんは、森田童子さんの、あまりにも暗いイメージに、今一つ好きになれないと言っていましが、C,Kちゃんは、森田童子さんのファンで、好んで聴いていました。
これは私も同じで、C,Kちゃんとは同じ「施設っ子」と言うことで、傾向が似ていたと思います。
Nちゃんが昭和59年に結婚しました。
同窓会なんかで、度々会っていましたが、私達が再婚する前は、まさしくこの曲の歌詞の通りでした。
私が泣けるのは、Nちゃんの前だけ(C,Kちゃんが生きていたときはC,Kちゃんの前でも)
Nちゃんが泣けるのは、私の前だけ…
私には勿体無い位の奥さんではあります。
自分では「ロリコン」と思っていたのですが(笑)落ち着く場所は、やはり人間は一つだけなんでしょうね。
ちなみにこの曲は「君は変わっちゃったネ」ですが、Nちゃんは変わってはいませんでした。