忘れ得ぬ歌ぱーと238「道化師のソネット」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


道化師のソネット

作詞・作曲:さだまさし

笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために

僕達は小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
時の流れを下ってゆく舟人たちのようだね
君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ
笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために
きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている


僕らは別々の山を それぞれの高さ目指して
息もつかずに登ってゆく 山びと達のようだね
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう
笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために
いつか真実に 笑いながら話せる日がくるから


笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために
笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために


soon1980(昭和55)年2月25日にリリースした、さだまさしさん11枚目のシングルです。

しかし、この年「贈る言葉」旋風が吹き荒れていたために、1位には届かなかったのは残念です。

この曲は、さださん自身が主演・音楽監督を務めた映画「翔べイカロスの翼」の主題歌でした(最近DVD化されたらしい)

ソネットとは(Sonnet)14行から成るヨーロッパの定型詩で、形式には大きく3つのタイプがあり、そイタリア風、イギリス風、スペンサー風ソネットに分類されます(習った筈ですが忘れてしまっている…)

さださんは、詩を完成させた後で「道化師のソネット」というタイトルを付けたが、命名後に詩の行数を数えたら、偶然ソネットの形式通りの14行になっていたとの事です。

この曲は、私が高校卒業の少し前に発売されましたが、私は「贈る言葉」よりずっと好きでした。
これはこの年の3月3日に召されたC,Kちゃんの為に作られたと思った位です。

彼女は前年に入院して、卒業式には出られませんでした。
学校側も、何らかの配慮をしてくれたら…と、残念でなりません。

児童相談所から施設を経て、ずっと一緒でした。 Nちゃんと大の仲良しで、いつも私を二人してイジメて楽しんでいました。
Nちゃんに話すと「そんな事もあったね…」とポツリ。

今日の釧路は、嘘みたいに暖かな1日でした。