卒業
作詞・作曲:松山千春
こみあげる淋しさに 問いかけたのは
足ばやに過ぎた 時の流れ
青い空 青い海 風のささやき
帰らない日々が かけぬけて行く
だけど今 夢がある
ささやかな 夢だけど
あしたがあるから
あてもなく立ち止まり ふり向いたのは
大人びた君の 後姿
忘れない 何もかも 青春の日を
想い出が ぼくに背を向けて行く
だけど今 夢がある
ささやかな 夢だけど
あしたがあるから
だけど今 夢がある
ささやかな 夢だけど
あしたがあるから

「窓」は、北海道内ではかなりヒットした曲でしたが、この「卒業」は「窓」の陰に隠れてしまった感じでしたが、松山千春の名曲のひとつと思います。
当時「金八先生」の主題歌「贈る言葉」が流行りまくっていましたが、私は「金八先生」の、あまりにも臭いストーリーに辟易していました。
もし、翌年3月の卒業式で「贈る言葉」を歌わされたら、私は絶対に歌わなかったでしょう。
そんな中、松山千春の「卒業」は、臭さもなく、私達の気持ちを代弁してくれているような気がしたものでした。
私の奥さんになりましたNちゃんは、初期の松山千春が大好きなお方で、特に「大空と大地の中で」は、Nちゃんのテーマソングみたいでした。
いつも鼻歌で歌っているのを私が
「あんた蛍ちゃんかいな?」
と揶揄すると
「うん!蛍のテーマじゃなく、Nのテーマ」
と胸を張ってほざきやがりました。
今二人とも目が醒めてしまい、Nちゃんはお茶を飲んでいますが「大空と…」を鼻歌で歌っているかと思いきや、何と「卒業」でした。
北海道は、一昨日からの暴風雪で、卒業式が延期になった学校もあり、2日に執り行われました。
今の高校生が、どんな歌を歌うのかわかりませんが、時代は変わっても、卒業式の感動は変わらないと思います。
私達も、高校を卒業してから、もう36年もたってしまいました…
Nちゃんは童顔で、30半ばに見られるのが自慢らしいですが、やっぱり顔に年輪は刻まれていますね…勿論私もです。