朝刊
作詞・作曲:さだまさし
(セリフ)ニュースをお伝えします。続いて交通情報です。
現在周辺部が比較的 混み合っております。
水戸街道 新四つ木橋は上り方向 信号 2、3回待ち
京葉道路は小松川橋付近…
きみは早起きしたのが
さも得意そうに
ねぼけまなこの僕を
朝食に追いたて
ねエまた巨人が負けたってさって
高田の背番号も知らないくせに
どうでも良いけど
トーストが焦げているからね
僕は君に新聞通に
なって欲しくない
新しいエプロンも可愛いけどねまたあわてて焦げを作るんだろう
前に親父が来たときも
僕の好物のカラスミを
手土産にとくれたのに
わざわざまた煮て駄目にして
ごめんなさいっていい乍ら
一番笑いこけたのは君まったくきみのどじだけは日本一
おいこりゃお前の母親以上だぞって
親父が目を細め
ささやいただからさ
怪我だけは気をつけてくれ
前にお袋に電話して
僕が死んじゃうと泣き出して
ただの食べ過ぎとわかったら
安心してきみが寝こんじまった
ごめんなさいっていい乍ら
一番蒼い顔してたまったくきみのどじだけは日本一
ねエこりゃあたしの若い時以上だよって
お袋が嬉しそうに
ささやいただからさ
怪我だけは気をつけてくれと
だからさだからさ

歌詞中に登場する「また巨人が負けた」というフレーズは、昭和50年に長嶋茂雄新監督の率いる巨人軍の成績が、春先から低迷していたことを意味していまして、事実その年の巨人軍はリーグ最下位でした。
また「高田の背番号…」は8番で、決して原選手ではありません。
グレープ=暗い歌のイメージを払拭するため、コミカルな曲を…と言うことらしいですが、前の曲「無縁坂」とのギャップに驚きました。
でも、中学生だった私は、何となくですが、こんな家庭…結婚生活に憧れを持っていました。
家庭内に笑い声が絶えず、両親が遊びに来る暖かな暮らしです。
現在一緒に暮らしているNちゃんとですが、笑い声の絶えない暮らしを送っています。
私の夢が、又ひとつ叶ったかな…(尻に敷かれっぱなしですけどね)