ひとりぼっちの部屋
作詞・作曲:高木麻早
今ひとり部屋の隅にいて
今ひとり ひざを抱いて眠る
ギターのつまびき それは昨日
甘いささやき それは明日
今ひとり部屋の隅にいて
今ひとり想う あなたのこと
今ひとりソファー 横になって
今ひとり時計ながめている
おやすみなさい それは昨日
いつもの駅で それは明日
今ひとりソファー 横になって
今ひとり想う あなたのこと
ララララララ・・・・・・・・・

高木麻早さんは、名古屋出身で、1973(昭和48)年5月のヤマハ第5回ポピュラーソングコンテストに出場し、この曲で入賞、最優秀歌唱賞を獲得しました(10月の第6回大会には、小坂明子さんが出ています)
片思いの女性の気持ちを歌詞にした曲にしては、弾むような、明るい曲調で、昭和53年にリリースされた「忘れたいのに」とは対照的です。
この曲を初めて聴いたのは、養護施設で、多分「HBCラジオ ベスト100マラソンランキング」だった様な気がします。
とは言うものの、私はまだ小学6年生になったばかり。
歌の意味なんてわかりませんでしたが、施設のお姉さんが、ビアノで弾いて歌っていたのを覚えてしまい、C,Kちゃんと共に歌っていました。
施設では、色々な歌を覚えましたが、それが小学校や中学校、高校で睨まれる一因となったのは皮肉ではあります。
私はその頃から、チューインガムの松田姉妹を目標に、作詞・作曲を始めていましたが、まぁ私の才能なんか、あって無いようなもので、作詞に関して言えば、C,Kちゃんや、里子先のN,Kちゃんの方が遥かに上でした。
今でも残っている、茶色く変色した、14冊の作詞様の大学ノートと、楽譜帳。
意外な事に、Nちゃんの作詞に、私が曲をつけたのもありました。
Nちゃんに見せると「何でなげないで(棄てないで)とってるのさ」と恥ずかしそうにしています。
そんなNちゃんを、N,KちゃんやC,Kちゃん、I.Kちゃんの遺影が、笑って見守っている様です。