忘れ得ぬ歌ぱーと188「望郷」 | 遊遊のブログ

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望郷

作詞・作曲:山崎ハコ

青い空 白い雲 菜の花の小道を
かけまわり ちょうちょとり遊んだふるさと
まっ白な 霧の中 神社の石段を
かけ上がり 手を合わせ泣いてた小さな子
淋しくて 悲しくて 出て来た横浜
やさしいと 思ってもみんな他人さ

いつの間に こうなった 鏡の中には
知らん人 疲れた顔で悲しげに笑ってた
帰ろうか 帰ろうか 田舎のあの家へ
青い空 白い雲の田舎へ帰ろうか
あの家へ帰ろうか あの家へ帰ろうか
あの家はもうないのに

soon1975(昭和50)年10月1日に発売された、山崎ハコさんのファーストアルバム「飛・び・ま・す」のA面第1曲目に収録されている曲です。

山崎ハコさんと言えば、あの小さな身体の、どこからあんな声が出るのか?と驚く位、パワフルな歌声です。

もっとも私達の年代は、「パックインミュージック」を中心に「深夜放送のマドンナ」と言った方が良いかも知れません。
「パックインミュージック」の他にも、1979(昭和54)年4月~1980(昭和55)年3月まで「オールナイトニッポン」火曜日を担当していたのも忘れられません。

山崎ハコさんの曲は「暗い、寒い」と、漫画のネタにもされた位ですが、私はどちらかと言えば、「暗い寂しい歌」が好きでしたので、この「望郷」は大好きでした。

アルバムでは、のちに結婚された、ギターリストの安田裕美さんのイントロから寂しげな雰囲気で、初めて聴いたときは、思わず涙を流してしまいました。

また、簡単なアルペジオで弾けるため、私とN,Kちゃんはよく歌っていました。

私はこの曲を歌うと、自分の故郷と言うものを考えてしまいます。

京都なのか、釧路なのか…

N,Kちゃんは「釧路だよ」と言っていました。

C,Kちゃんは「釧路と思うと嫌だね…」

Nちゃんは「釧路に決まってるしょ!」

実はこの年になっても、自分の故郷が、何処なのかわかっていません。

京都に帰りたいか?と言えば、それはちょっと…ですしね。

故郷を持っている人は幸せだと思います。
私が死ぬとき、釧路が故郷だったと思いつつ旅立てるでしょうか?

そうであったらいいな…と思っています。

死んでいった親友の為にも、Nちゃんの為にも…