函館の女
作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男
はるばるきたぜ 函館へ
さかまく波を のりこえて
あとは追うなと 云いながら
うしろ姿で 泣いてた君を
おもいだすたび 逢いたくて
とてもがまんが できなかったよ
函館山の 頂で
七つの星も 呼んでいる
そんな気がして きてみたが
灯りさざめく 松風町は
君の噂も きえはてて
沖の潮風 こころにしみる
迎えにきたぜ 函館へ
見はてぬ夢と 知りながら
忘れられずに とんできた
ここは北国 しぶきもこおる
どこにいるのか この町の
一目だけでも 逢いたかったよ

この曲は、下り青函連絡船の昼行便で、函館到着前に流されていました(船によっては「ソーラン節」)
「…さかまく波をのりこえて…」とありますが、津軽海峡は、四季を通じて穏やかな航海は、数える位しかありません。
この曲が出た当時の連絡船は、新鋭船が続々と就航していて、客船は快適な船旅を味わえました。 しかし貨物船は、石炭焚きのタービン船も、黒煙を出しながら走っており、青森と函館の桟橋は、石炭臭かったものです。
私が京都から北海道に来たときは、昭和42年の事でしたが、石炭焚きの船はまだ走っていました。
乗り換え時間があったため、一度改札の外に出たのですが、何と、路面電車が走っているのにビックリ。
「舞鶴より都会や~」と思ったものです。
その後は、内地(本州)に行くとき、又北海道に戻るとき、青函連絡船のお世話になりましたが、考えてみると、函館をゆっくり散策した事って、記憶にないんですよね。
函館山の夜景を初めて見たのも、30過ぎてからの一度だけ…
3月には北海道新幹線が開通するので、時間があれば、のんびり函館を散策してみたいと思っています。
当時流行ったシャレですが、空箱を渡して「函館のお土産」
…はこだけ…