忘れ得ぬ歌ぱーと138「いもうと」 | 遊遊のブログ

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いもうと

作詞:木下シゲ
作曲:木下純

赤き帯ちいさくゆれて
ホタルとぶ夜のあぜ道
なたねがらふりて呼びたり
ふるさとの
川のほとりの板橋よ
わらの匂いよ
いもうとよ 幾年逢わぬ
むらさきのたもとも長き
千代紙の着せかえ人形
抱きしめて遊びし秋の
ふるさとの
寺の縁側 落葉降る
銀杏の雨よ
いもうとよ 幾年逢わぬ

粉雪のそでにかかりし
静かなる田舎の駅に
別れしは十二の冬か
ふるさとは夢さえ遠く
涙散る
旅路にあれば
いもうとよ いつの日逢わん
いもうとよ いちの日逢わん


soon1973年(昭和48年)10月13日に行われた、第6回ヤマハポプコンで、叶正子さんが歌った曲です。

この曲は高木麻早さん、因幡晃さんも歌っていますが、叶正子さんのバージョンは、未発表のレコーディング曲となっています(音源としては「ポプコンガールズコレクション」に収録)

叶正子さんは「サーカス」のメンバーとして知られますが、元々は1974(昭和49)年にデビューした「ピーマン」のリーダーだった方で、メンバーは叶正子さん、鈴木ひろみさん、影山美紀さんの3名で、デビュー曲は「部屋を出てください」

「ピーマン」は、叶正子さんと共に、第6回大会に出場し「恋はノンストップ」で入賞しました。

この「いもうと」ですが、グランプリの「あなた」に隠れて(入賞はしていない)しまいましたが、聴けば聴くほどに、心に染み入る曲です。

私には妹はいませんが、京都から5才の時に北海道に養子に入った自分を、この歌に重ねていました。

この曲が出た時は、養護施設に入っていましたから、余計にそう思ったのです。

親は子供を選べるが、子供は親を選べない。
私はそれを、小学生で強く感じていました。