忘れ得ぬ歌ぱーと137「冒険」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


冒険

作詞:北山修
作曲:加藤和彦

乱れたこの世を なんとかしようと
家を飛び出したのは 5年前
わずかなお金を ポケットに押し込み
リュックかついで乗り込む 貨物列車
広い地球の この上で
なにかできるさ 僕だって
貨物列車に揺られ 空を見上げたとき
星も輝いていた きらきらと


都会に出たけど 落ち着くとこもなく
うろうろしていたら あの子に会った
きれいな瞳の 長い髪の娘
二人過ごした夜に 僕は言った
広い地球の この上で
なにかできるさ 僕だって
結局できたのは 5人の子供だけ
だけどまだ終わらない これからさ
広い地球の この上で
なにかできるさ 僕だって
結局できたのは 5人の子供だけ
だけどまだ終わらない これからさ


soon1971(昭和46)年7月25日にリリースされた、牧葉ユミさんのデビュー曲で、その年のレコード大賞「作詞賞」受賞曲です。

牧葉ユミさんの曲は「スター誕生」で、桜田淳子と山口百恵が、予選オーディションで歌って、予選通過しました。

(桜田淳子は「見知らぬ世界」山口百恵は「回転木馬」)

北山修作品に頻繁に出てくる「汽車」ですが、この曲では「貨物列車」になっていますが、当時の若者の中には、旅費を浮かすのに「貨物列車」に乗った人もいるらしいですね(多分無蓋車?)

今でこそ「貨物列車」は、コンテナ車が主流になっていますが、当時は色も黒で、有蓋車や無蓋車、家畜車、冷蔵車に通風車、タンク車、石炭車、それに車掌車が必ず連結されていました。

勿論北海道の果ての釧路でも例外ではなく、根室本線上りは、既にディーゼル機関車になっていましたが、釧網本線や根室本線下りには、C58の牽く列車が残っていました。
私は小さい頃から、船の次に鉄道が好きでしたので、この曲がラジオから流れる度に、まだ見ぬ都会を夢見ていました。

そんな私をみてNちゃんは「何時までも子供だよね」

イヤイヤ、アンタも子供ですかな…とは言えませんでした。

あとが恐いですから…