忘れ得ぬ歌ぱーと134「パンプキンパイとシナモンティー」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


パンプキンパイとシナモンティー

作詞・作曲:さだまさし

二丁目の交差点から17件目で 時々走って2分と15秒
平均112.3歩目に我等のコーヒー・ベーカリー「安眠」がある
お人好しのマスター三十六 独身の理由は
引っ込み思案で照れ屋でまぬけの複雑な性格による
コーヒーは確かにうまい でも僕等男には
理解出来ないが 娘等はここのかぼちゃパイが美味しいという
パンプキンパイとシナモンティーにバラの形の角砂糖ふたつ
シナモンの枝でガラスに三度 恋しい人の名を書けば
愛が叶えられると 娘等は信じてる


ミス・パンプキンのいつもの座席は 窓際のゴムの木の向う側
背は高からず低からず 容姿端麗 彼女は僕等の憧れの的
実は不敵にもマスターが このマドンナに恋をした
まぬけないじらしさ見たさに 授業を抜け出して来てるのに
ちっともらちがあかないマスターは 照れ屋でまぬけだから
たった一言かけた言葉が 事もあろうに「毎度ありがとう」
日頃のお世話に感謝をこめて 僕等はまたまた授業抜け出して
シナモンの枝でガラスにラブ・レター ミス・パンプキンに差し出した
ところが急に店を飛び出した彼女の
背中とマスターの半ベソ交互に見くらべ
僕等は立場失くして ひたすらうろたえた

それからしばらくして マスターはお蔭さまで嫁さんをもらった
相手がミス・パンプキンかどうかは ああゆう性格だから白状しなかった
ただそれから僕等の待遇が良くなった事と
僕等の追試が決まった事の他には変わりは無い
二代目ミス・パンプキンは なかなか現われないけれど
此頃すこうし僕等にも かぼちゃパイの味がわかってきたところ
パンプキンパイとシナモンティーに バラの形の角砂糖ふたつ
シナモンの枝でガラスに三度 恋しい人の名を書けば


soon1979(昭和54)年に出したアルバム「夢供養」の中のに収録されている曲です。

名古屋の椙山大学出身デュオ「あみん」は、このお店の名前に由来しています。

さだまさしさんの曲は、流麗なスリーフィンガーが特徴ですが、コピーする方は大変です。

里子先のN.Kちゃんを亡くして落ち込んでいた私ですが、さださんのコミカルな曲に、心が暖まる感じがしました。

Nちゃんもさださんの曲は好きだったらしく「雨やどり」や「吸殻の風景」をよく歌わされました。