悲しみのアクトレス
作詞・作曲:下成佐登子
遠い昔にあなたが告げた愛の言葉は
偽りの波の中で漂う木の葉ね
あなたの指に輝くプラチナの指輪は 他の誰かと愛を 誓ったしるしね
女は時にピエロになり あなたを笑わせながら
涙を見せる事は出来ない 悲しみのアクトレス
あなたを本当に愛していたのに
まだかすかにときめく あなたへの恋心
書き綴るページさえ 今はないのに
多分あなたは今頃 誰かの肩を抱いて
初めての恋の様に ささやきかけてる
女は時に悪魔になり
あなたの夢の中まで
甘い呪いをかけてしまう 悲しみのアクトレス
あなたを本当に愛していたのに
あなたを本当に愛していたのに
1980(昭和55)年10月21日にリリースされた、下成佐登子の3枚目のシングルです。 1977(昭和52)年、高校1年で出場した第13回ポプコン宮崎大会で入賞。
翌1978(昭和53)年、高校2年で出場した第15回ポプコン九州本選会において「秋の一日」でグランプリを受賞し、同年8月25日に「秋の一日」でデビューしました。
彼女は、私と同じ年齢であり、同時期にポプコンを目指していた訳ですが、才能の差を感じさせます。
下成佐登子は、今では「アニソン歌手」として認識されているのでしょうか?
確かに1985(昭和60)年に放映された、フジTV系アニメ 「小公女セーラ」の主題歌「花のささやき」は有名ですし、その他にも多数のアニソンを歌っていますが…
コッキーポップでこの曲を歌っていた彼女は19歳(私は早生まれなので18歳)でしたが、後に登場する明日香と共に、ポプコン出身の女性シンガーの中では、とても可愛い女の子でした(勿論私の主観です)
同じ年でありながら、私にはこんな詞は書けませんでした。
N.Kちゃんを亡くしたショックも少し癒えた時期で、大学に入ったはいいが、周囲の反対にも関わらず、Nちゃんとの付き合いに慰めと癒しを求めていた私。
今思うと、物凄いだらしない奴ではありました。