逃避行
作詞:千家和也
作曲:都倉俊一
あのひとから言われたのよ
午前五時に駅で待てと
知らない街へふたりで行って
一からやり直すため
あのひとから言われたのよ
友達にも打ち明けるな
荷物をつめたトランクさげて
また空いた汽車を空いた汽車を
見送った
昨日の酒に酔いつぶれているのだわ
おそらくあのひとのことよ
それがなきゃいい人なのに
あきらめたわ私ひとり
キップ買う
あのひとにも念をおした
裏切ったらお別れだと
今までずっと泣かされたけど
今度だけは賭けてみると
あのひとにも念をおした
遅れたなら先に行くと
柱の時計横眼でにらみ
また空いた汽車を空いた汽車を
見送った
女のひとに引きとめられてるのだわ
おそらくあのひとのことよ
それがなきゃいい人なのに
あきらめたわ私ひとり
汽車に乗る

私が小学校卒業直前の曲ですが、里子先で良く口ずさんで、里親を呆れさせました。
曲調もどちらかと言えば「フォーク調」だったのと、麻生よう子さんの歌唱力が素晴らしかったのとで、口ずさむ様になったのだと思います。
里子先には娘さんのN.Kちゃんがおりまして、彼女もこの曲がお気に入りでした(私は今に至るもお酒は一切ダメ。タバコも吸いません)
Nちゃんはと言えば、確か西城秀樹にトチ狂っていたと思います。
ですから私が歌う歌には、徹底的にケチをつけまくりました。
今、昭和50年にラジカセで録音したN.Kちゃんの歌を聴きながら、文字を打っています。
録音されているのは
赤い花白い花
白い色は恋人の色
風と落ち葉と旅人
逃避行
ひとつぶの涙
はじめに愛があった
等々の曲です。
全てが彼女のギターの弾き語り。
明日はN.Kちゃんが亡くなって38年目の祥月命日です。