忘れ得ぬ歌ぱーと51「ぼくたちの失敗」 | 遊遊のブログ

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ぼくたちの失敗
作詞:森田童子
作曲:森田童子
春の木漏れ日の中で
君のやさしさに 埋もれていた
ぼくは 弱虫だったんだョネ
君と話疲れて いつか黙り込んだ
ストーブ代わりの電熱器赤く燃えていた
地下のジャズ喫茶
変われないぼくたちがいた
悪い夢のように 時がなぜてゆく
ぼくが一人になった部屋に
君の好きなチャーリーパーカー見つけたヨ
ぼくを忘れたカナ
だめになった ぼくを見て
君もびっくりしただろうあの子はまだ元気かい昔の話だネ
春の木漏れ日の中で
君のやさしさに 埋もれていた
ぼくは 弱虫だったんだョネ

soon森田童子さんのかすれたような、弱々しい歌声のこの曲は1976(昭和51)年に発表された2ndアルバム「マザー・スカイ」に収録されていたもの曲で、同じ年にEPでも発売されています。

しかし、この曲を決定的に印象付けたのは、1993(平成5)年のドラマ「高校教師」の主題歌となってからでしょうか。
森田童子さんは活動当時にはさほどヒットを飛ばすこともなく1983年に引退。
ですがデビュー当時から知る人ぞ知る、イルカさんと双璧をなす存在でした。

この曲をどう解釈すべきか、意見がわかれますが、昭和51年と言う年代を鑑みるに、学生運動に疲れはてた「僕」と「君」の破局を綴った…のかも知れません。

昭和51年春、中学3年になろうとしていた私は、ただ釧路を出たい!とだけを考えていた時期。

里子先のN.Kちゃんの発病と、幼なじみのNちゃんの優しさ。

深夜放送からこの曲が流れる度に、激しく頭をかきむしった日々でした。