作詞・作曲:さだまさし
今日鎌倉へ行って来ました
二人で初めて歩いた町へ今日のあの町は人影少なく
想い出に浸るには十分過ぎて
源氏山から北鎌倉へ
あの日と同じ道程で
たどりついたのは 縁切寺
ちょうどこの寺の山門前で
きみは突然に泣き出してお願いここだけは 止してあなたとの
糸がもし切れたなら 生きてゆけない
あの日誰かに頼んで撮った
一枚きりの一緒の写真
納めに来ました 縁切寺
君は今頃 幸せでしょうか一度だけ町で 見かけたけれど
紫陽花までは まだ間があるから
こっそりと君の名を 呼ばせてください
人の縁とは 不思議なもので
そんな君から 別れの言葉あれから三年 縁切寺

東慶寺は1285年(弘安8年)の創建(臨済宗円覚寺派)
かつては「駆け込み寺」とも「縁切り寺」とも呼ばれる女性を救済するための尼寺で、東慶寺で三年間奉公をすれば離縁できるという「縁切寺法」がありました(五世用堂尼以降は24ヶ月に短縮鎌倉尼五山第二位。
山号は松岡山、寺号は正式名称は東慶総持禅寺と申します。
幼なじみのNちゃんと三浦半島を巡った折りに、二人でこのお寺に行っています。
高校1年の二人が、深い意味を持って参詣したわけではありません。
実を言うと、東慶寺と明月院を間違えてしまったと言うのが真相でして、何やら好奇の目に曝されていたな…と、釧路に帰ってから思い出した位です(苦笑)
当時の北鎌倉は駅も静かで、落ち着いた住宅街だったような気がします。
東慶寺には、1時間もいたでしょうか?
その後横須賀線の電車に乗って東京駅に向かいました。ちょっと奮発してグリーン車に乗ったのですが、Nちゃんとは手をずっと握っていました。
今でもNちゃんと会うと、三浦半島の旅を懐かしそうに話します。
当時の友達がいると、当然冷やかされますね。
青春時代の甘酸っぱい思い出を、テレビの影響とは言え、三浦半島で作れたのは幸せだったような気がするのは、やっぱり年のせいでしょうか(笑)