忘れ得ぬ歌ぱーと37「走れコータロー」 | 遊遊のブログ

遊遊のブログ

思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。

走れコータロー
作詞・作曲:池田 謙吉
これから始まる 大レースひしめきあって いななくは
天下のサラブレッド 四歳馬
今日はダービー めでたいな
走れ走れ コウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ コウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ
スタートダッシュで 出遅れる
どこまでいっても はなされる
ここでおまえが 負けたなら
おいらの生活 ままならぬ走れ走れ走れコウタロー本命穴馬 かきわけて
走れ走れ走れコウタロー追いつけ追いこせ 引っこぬけ
(セリフ)「エーこのたび、公営ギャンブルを、どのように廃止するか、
という問題につきまして、慎重に検討を重ねてまいりました結果、本日の第4レース、本命はホタルノヒカリ、穴馬はアッと驚く大三元という結論に達したのであります。
各馬ゲートインからいっせいにスタート。
第2コーナーをまわったところで、先頭は予想どおりホタルノヒカリ。
さらに各馬一団となって、タメゴロー、ヒカルゲンジ、リンシャンカイホー、メンタンピンドライチ、コイコイ、ソルティーシュガー、オッペケペ、コウタローとつづいております。
さて今、第3コーナーをまわって第4コーナーにかかったところで、先頭は予想どおりホタルノヒカリ、期待のコウタローは大きく遅れて第10位というところであります
。さあ、最後の直線コースに入った。
あっコウタローが出て来た。コウタロー速い。コウタロー速い。
トップのホタルノヒカリけんめいのしっ走。
これをコウタローがひっ死に追っかける。
コウタローが追いつくか、ホタルノヒカリが逃げきるか、コウタローかホタルノヒカリ、ホタルノヒカリかマドノユキ、あけてぞけさは別れゆく」
ところが奇跡か 神がかりいならぶ名馬を ごぼう抜き
いつしかトップに おどり出て
ついでに騎手まで 振り落す
走れ走れ走れ走れ走れコウタロー
本命穴馬 かきわけて
走れ走れ走れ走れ走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ

soon1970年7月5日ソルティーシュガーのヒット曲。 第12回日本レコード大賞新人賞を受賞しています。

公営ギャンブル廃止とは、革新知事美濃部達吉氏が選挙公約に掲げたもので、事実東京都は、全ての公営ギャンブルを廃止しました。
そして以降、都の財政は赤字に転落しました。

セリフ部分には痛烈な皮肉が込められているのがわかります。