作詞:原田晴子
作曲:落合和徳
小さな日記に つづられた小さな過去の 事でした
私と彼との 過去でした
忘れたはずの 恋でした
ちょっぴりすねて 横向いて
黙ったままで何時までも やがては笑って仲直り
そんな可愛い恋でした
山に初雪 ふる頃に
帰らぬ人と なった彼
二度と笑わぬ 彼の顔
二度と聞えぬ 彼の声
小さな日記に つづられた小さな過去の 事でした
二度と帰らぬ 恋でした
忘れたはずの 恋でした

カレッジフォークとは、グループサウンズに対するネーミングらしいですが、確かにいいとこのお坊ちゃん、お嬢ちゃんのイメージはありました。
フォーセインツも成蹊大学の学生だったと思います。
時代は70年安保闘争へ政治の季節。
プロテストソングが流行るなかで、カレッジフォークは軟弱と見られていたようですが、あの騒々しい中では、清涼剤になったのでは…と勝手に思っています。
そのあとに「希望」と言う曲をリリース、これもフォークをやっていた人には、メジャーな曲ですが、世間的にはあまりヒットせずじまい。
世間が知ったのは、「岸洋子」がカバーでリリースし、この「希望」が日の目を見ました。
ただ小さな日記は、少なくとも毎夜毎夜日記を書いていた女の子には、絶大な支持を受けていたみたいですね。
私の従姉も良く口ずさんでいました。
昭和43年から44年。
今から思えば暗く重く、騒々しい時代だった様な気がします。