なんとなく 青い空を見上げてたら
天に掲げた指先が
光の中に消えていく映像が
頭の中に浮かんできて
それを膨らませて
ショートストーリーを作ってみました
貴方と永遠に同じ時をいられると
ずっと思ってた
何百年もそうしてきた
これからも そうなると思ってた
貴方のそばにいられるだけでよかった
あの 青い空を再び見ることは無くとも
平気だった
貴方を失うまでは・・・
あのお方が 貴方を消した時
私も一緒に消えたかった
あのお方はそれを許してはくれなかった
そして 私をココに幽閉した
窓も扉も無いこの部屋に・・・
あのお方を拒んだ私は
もう何百年もココにひとり
あぁ 神様
私の罪をお許しいただけるのなら
私をあの青い空のもとへ 連れ出してくださいまし
天に伸ばした私の両手の先には
あの 青い空が広がっていた
私は指先から サラサラと音を立てて消えてゆく
神様 ありがとうございます
やっと・・・
今から
私も貴方のおそばに参ります