歪み -4 

 

例えば、むち打ち症になり起立性頸椎症を治療する時に整形外科では、主に頸椎牽引を行います。この牽引療法は、何年、も前からある治療法ですが、圧力を減らす減圧の考え方があります。起立性頸椎症は、頸椎カーブがなくなることを言います。

 

カーブがなくなると頭の重さが直接椎骨や椎間板に大きな負荷をかけます。椎間板の間から出ている神経根に影響を与えます。神経が圧迫されたことでつまり痛みやしびれ頭痛等の症状が出現します。

 

この起立性頸椎症を緊張性頸椎、ストレートネックなどと言います。何が緊張しているのかと言いますと頸椎をとりまく筋肉などが緊張を強いられているのです。

 

もう少し説明しましょう。

 

頭の重さは約5Kg~6Kgあります。その頭を頸椎7個と筋肉(僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋)で支える構造になっております。
もし、交通事故後のレントゲン写真でストレートネック(起立性頸椎)と言われたとするとそれはもう頸椎17cm前弯カーブ(理想的なカーブ)では無くなっているという事です。

 

生理的湾曲が崩れていることを意味します。

ストレートネックは、頸椎前腕のアーチは17cmで無い訳ですから強度も弱くなってしまいます。一番の問題は、正常なカーブがなくなると脊椎は、別なところで異常な湾曲を作ります。
これが脊椎の歪みと言うものです。

 

起立性頸椎症とは頸椎の椎骨がロックしている状態なのです。

起立性頸椎症をどうしたら直せるのでしょうか。

 

関節ですから動くことで関節の役目を果たします。しかし、椎間関節が動かない状態に成っている訳です。頸椎関節が動きにくい余計な負荷がかかっている状態になります。

 

続く

加藤接骨院

〒251-0038
神奈川県藤沢市鵠沼松が岡4-20-8

TEL 0466-29-0705
FAX 0466-290925

info@skyshonan.com