「忘れる」ためのメモ

 

 

 

「ベッドで悩み事をするな」

 

 

よく耳にする言葉ですよね。

 

しかし、ときにネガティブな妄想が膨らみ、眠れなくなるのが人間というもの。

 

そんな時は無理に眠ろうとせず、一度悩みをすべて紙に書き出し、頭の「外」へ移し「見える化」すれば、気持ちが整理されて、安心して眠れます。

 

 

これは僕自身、実践していること。

 

 

こんな僕でも、不安に苛まれ、眠れなくなることがあります(滅多にありませんが…)。

そんなときは、大抵、「明日は明日の風が吹く!」「どうにでもなれ!」などと、投げやりになることで、いつの間にか眠りに落ちてるものですが、妄想がとめどもなく駆け巡ってしまう夜もあります。

 

 

昨夜も、今、抱えているさる問題が暗礁に乗り上げ、頭が一杯になり、なかなか寝付くことができませんでした。

 

 

人は何故、ベッドで悩み始めると眠れなくなるのか。

 

 

それは、頭の中に浮かんでくることや考えたことには実態がなく、まるでシャボン玉のように浮かんでは消えていくことを繰り返し、実体のないものと闘っているような状態に陥ってしまうから。まして、夜の帳が下りた暗闇のベッドの中で悩みだすと、妄想と孤独感が膨らみ、眠れなくなります。

 

メモするということは、頭に浮かんだことを書き留め、そこに「実態」を与えることに他なりません。だからスマホやPCでメモするより、ノートなどに実際メモするのがおすすめです。

 

 

ポイントは、なぜ、自分が怒りや不安、焦燥感に苛まれているのか、無意識に感じていることを言葉にして「見える化」し、頭の中にあるものを外に出していくこと。

 

昨夜もこれで、頭がスッキリして眠ることができました。

 

これは「忘れない」ためではなく、「忘れる」ためのメモ

 

 

よく眠れた翌日は、脳内の情報が最適化され、創造的な解決策も浮かびやすくなります。