今年最初の「麻の敷パッドshitone」(しとね)の送り出しは、ひとつのやさしいエピソードから始まりました。

 

以前、東京で新生活を始める息子さんの寝具をご相談いただいたTさん。

今回は、本格的な夏を前にジュニアサイズの「しとね」をお申しつけくださいました。

 

「息子に、ジュニアサイズでいいと思うんですけど、どうかしら?」

「おっしゃる通りです。実は僕もジュニアサイズで過ごしていた時期があります」

 

少し短く感じるかも知れませんが、身長182㎝の僕でも、背中からふくらはぎあたりまでカバーでき、麻の涼感は十分に味わえます。価格も若干安くなるので、自信をもっておすすめしました。

 

T様は、今から四半世紀前から旧仕様の「しとね」を愛用してくださっている大ベテラン。

今の新しい仕様になってからの変更点も丁寧にお伝えし、納得の上で「二代目」を託してくださいました。

 

てっきり東京へ直送かと思いきや、

「一度、自宅へ送ってください」とのこと。

後から、離れて暮らす息子さんへ、栄養のつく食べ物と手紙を添えて送るつもりなのだと気づき、はっとしました。

 

お届けするのは、麻の涼感。

詰め込むのは、母のあたたかさ。

 

寝具がただの「物」ではなく、大切な人への「願い」に変わる瞬間を、

今年も大切にしていきたいと思います。

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

 

 

「お陰で、日本海のくすんだ海の色を参考にさせてもらいましたよ」

 

そう言って、以前、僕が描いた美保関港(島根県)のイラストを褒めてくださったのは、常連のNさん。

 

 

 

 

御年79歳。クロッキーや水彩画、そしてロードサイクルと、多趣味を地で行くアクティブな大先輩です。

 

かつては息子さんが住む、信州の白馬まで、1週間かけて何度も自転車で通ったこともあるという「強者」エピソードには、いつも驚かされます。

 

「この歳になったら、何より、いい眠りをとりたいんですよ」

 

そう仰って、以前から羽毛ふとんやキャメル枕をご愛用いただいていました。

 

今回は将来を見据えて電動ベッドのご相談でしたが、あいにく当店では取り扱いがありません。

「市内の大手ベッドメーカーのショールームに行ってみては」とご案内しましたが、せっかく来たからと、今回は古くなったパシーマの新調と、夏用の掛寝具を。

 

お選びいただいたのは、『うもうふ』という、羽毛と毛布のいいとこ取りをしたような極薄の掛寝具。

「人生を満喫するプロ」であるNさんの感性に、この軽やかさが響いたのかもしれません。

 

 

少し補足させていただくと、夏でも必ず掛寝具の使用をおすすめします。

 

理由は、大抵の人は夏場、冷房を使うので、掛寝具を使うことで、ある程度の温度調整ができるから。

冷えすぎたらそのまま掛けて。二つ折りにして体だけを冷やさないように。本当に暑いと感じたら掛けないという選択肢もあり、これだけで3通りの使い方ができるからです。

 

 

Nさんとお話ししていると、ぼくも将来は嫁(様)の故郷がある信州でゆっくり過ごせたら、なんて淡い夢が膨らみますが、我が子たちはまだまだ小さく、少なくとも、あと20数年は大阪で踏ん張らねばなりません(笑)。

 

思えば、出会いのきっかけは、ご友人にパシーマをプレゼントしたいとご来店いただいたことでした。

寝具を通じて、その方の「もう一つの裏の人生」に深く関わらせていただける。これこそが、この仕事の醍醐味だと改めて感じます。

 

Nさん、今頃、自慢のロードサイクルで風を切って、市内を颯爽(さっそう)と走っているに違いありません。

 

 

素敵な出会いに感謝です。

 

 

 

 

 

 

実は、寝具は「あちらを立てれば、こちらが立たず」な関係で成り立っています。

 

 

あたたかいけれど、蒸れやすい通気性はいいけれど、スースー寒い

 

ふかふか心地いいけど、寝返りしにくい寝返りしやすいけど、体が痛くなる

 

 

全てを満たす「100点」が存在しない世界です。だから、宣伝のいいところばかりに気を取られないで!

 

 

大切なのは「どこにバランスを置くか」

 

正解は、お一人ひとりの体質や体格、体形、好みの中にあります。

 

 

それを一緒に見つけ出すのが、私たちの「お・し・ご・と」です。

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

大阪市中央区の眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

 

 

「お洗濯すること、苦になりませんか?」

 

「はい、洗濯するのは好きですよ」

 

「それならパシーマが、間違いなくおすすめです」

 

 

先日、掛けふとんをお求めに来られたご近所のOさん。お話を伺うと、お引越しを機に寝具を買い替えてから、胸元の「汗」が気になるようになったとのこと。

 

 

以前はお母様から譲り受けた木綿の敷ふとんをお使いだったそうで、実はそこに解決のヒントが。

 

 

人は寝ている間、コップ一杯分の水分を体から放出し続けています。液体としての汗だけでなく、目に見えない「水蒸気」として、体は一晩中呼吸しているんです(これは正確にはではなく不感蒸泄と呼ばれるもの)。

 

天然素材のすごいところは、この水蒸気を吸って、外に逃がしてくれる「調湿」の力。 化繊の寝具に変わったことで、逃げ場を失った湿気が「汗」となって肌に現れていたのかもしれません。

 

「なるほど、だからあんなに寝苦しかったのね」 僕の説明に、パッとお顔をほころばせたOさん。

 

 

実はO様、パシーマの故郷である九州のご出身で、「お隣の県でつくってるのね」と一気に親近感を持ってくださったのもうれしい出来事でした。

 

 

パシーマがなぜ、これほどまでに快適なのか。

 

 実は「水蒸気」も「液体の汗」も両方しっかり吸い取ってくれるという、もう一つの大きな秘密があるのですが……。

 

 

でも、それはあえて、詳しくはお伝えしませんでした。

 

なぜなら、パシーマはお使いいただければ、その心地よさが何よりの「答え」になると確信しているからです。

 

「洗濯好き」なOさんのこと。 きっと今頃、洗い立てのパシーマの感触を、肌で楽しんでくださっているはず。

また次にお会いしたとき、どんな感想が聞けるのか。 今から楽しみ。^^

 

 

 

お買い求めいただける寝具の数だけ、そこにはお使いになる方の「人生」があります。

 

その一枚がどんな夜を支え、どんな朝を届けるのか。

そこまで想像を働かせることが、この商売をしていて一番の喜びを感じる瞬間です。

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

 

 

 

 

慢性的な寝不足が続くと、眠気の自覚が鈍り、フル充電してもすぐ切れる弱ったスマホのバッテリーのようになります。

 

日中のパフォーマンスは確実に低下し、その状態を“あるもの”と勘違いしてしまうことも。

 

 “寝不足に気づけなくなった寝不足”は、スマホの台頭とともに確実に増えていますが、実は本当のショートスリーパーは1万人に1人未満。

 

自分もかつて、そっち側の人間だったので、よくわかります。

だから、はっきり言います。あなたの睡眠時間、本当に足りていますか。

 

 

眠りのこと、まくらや寝具のこと、

ふと思ったときに、いつでもお立ち寄りください。

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

 

補足

 

今回は、いわゆる行動誘発性睡眠不足症候群について。 

最近、睡眠医療の現場で使われることが増えている言葉で、 寝不足が“当たり前”になり、脳が本来の睡眠量を思い出せなくなる状態を指します。

僕も30代のころ、ネットにハマってしまい、毎晩のように深夜までチャットを続けていました。 

最初は翌日がツラかったのに、やがてそれが普通になり、 「自分はショートスリーパーかもしれない」と本気で思い込んでいた時期があります。

今は子どもたちと一緒に9時には寝床に入り、7〜8時間眠る生活に戻りましたが、 あの頃を振り返ると、まさに行動誘発性睡眠不足症候群。

現代病とも言える状態ですね。

 

 

 

先日、5歳と4ヶ月のお子さんを育休中のM様がご来店。 

選ばれたのは、女性に人気のキャメル枕(2.5cm)でした。

 

実はM様、ご家族で布団3セットを並べて寝ているのですが…… 

 

「子どもが寄ってきて、自由に動けないんです」という切実なお悩みが。

これ、小さいお子さんと一緒に寝ている親の「あるある話」です。

 

  • 子どもを避けて不自然な姿勢になる
  • 寝返りが打てず、途中で目が覚める
  • 同じ方向ばかり向き、肩を痛めてしまう

 

うち自身も5歳と2歳の子と寝ているので、その身動きの取れなさ、痛いほどわかります。

 

一晩に20〜30回必要な「寝返り」が妨げられると、中途覚醒肩の痛みの原因に……。 

(実際、僕はそれで四十肩・五十肩を患っています^^;)

 

看護師をされているM様、専門的なお話もスッと理解され「私、変な寝返りしてたかも!」と納得のご様子でした。

 

今回は枕と一緒に、一押しのパシーマも試していただけることに。 

 

 

夜勤もあるハードなお仕事への復帰前に、少しでもM様の眠りが深く、心地よいものになりますように!

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

 

 

 

 

 

 

「男の人にはわからないと思うけど、女性は寝る前のスキンケアで布団の襟元が汚れやすいのよ」

 

 

リピート注文をくださったKさんの一言に、ハッとさせられました。

 

昨年11月、義理のお姉様の勧めでパシーマを使い始めてくださったKさん。 パシーマは丈が長いので、気になる襟元までしっかりガードしてくれます。

 

面倒なカバーの掛け替えも不要で、汚れたらそのまま洗濯機へ。

 

 

「一番汚れやすい場所に、一番洗いやすいものを」

 

 

この使い方が、驚くほど家事をラクにしてくれるんですね。 男性の僕にはなかった視点、本当に勉強になりました。

 

 

そして今回、何より印象的だったのが「価値観の繋がり」です。

 

最初は、お母様。 そこからお義姉様へ、そしてKさんへ。

 

「眠りを大切にする」という想いは、まるで遺伝するように家族の間で受け継がれていくようです。

 

 

Kさんの眠りが、新しく合わせたキャメル枕(2.5cm)と共に、さらに深く心地よいものになりますように。

 

 

眠りを知る店

 

 

 

眠れなくなる人の多くは、意思で「眠り」をねじ伏せようとしてしまいます。

 

しかし、ベッドの上でその意気込みは、足かせに。

 

 

大切なのは、釣り名人のような心構え。「釣ってやるぞ」と意気込むと、獲物が寄り付かないのと同様、眠りも逃げていきます

 

子どもや動物が不眠に陥らないのは、彼らは、意思の力でコントロールしようとせず、たた「今」の心地良さに身をゆだねるから。

 

 

不眠を解くのは「意思」ではなく、いい意味での「あきらめ」の胸中です

 

 

*だからこそ、触れた途端に思考が止まるような天然素材の心地よさに身をゆだねることが大切なんです。

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ 

「えっ、プロなのに使ってないものを勧めるの?」 そう思われた方、正解です。すいません……。

 

実は我が家、数年前に廃番になった「パシーマのバスローブ」をあまりに愛用しすぎていて、バスタオルを使う隙がないんです(子どもらは「ベビー湯上りタオル」に包まれています)。

 

でも、先日リピート注文をくださったNさんのお話を聞いて、改めてバスタオルの凄さを思い知らされました。

 

 

 

  • 脱衣所に吊るしておくだけで翌日にはサラサラ(乾きがめちゃくちゃ早い)
  • 「とにかく軽くて、扱うのが楽なのよ」と、ご年配のNさんも大絶賛
  • 大きめの枕(50×70cm)のカバーとしてもジャストフィット!

 

Nさんは今回、「自分が使って本当に良いものだから」とお姉様へのプレゼントに。 その言葉に、プロとして背筋が伸びる思いです。

 

 

案外、パシーマのタオルからファンになる方も多いんですよ。

 

あ、ちなみにフェイスタオルの方は、めちゃくちゃ愛用しています。^^

 

 

 

 

 

ダチョウ倶楽部さんじゃないですが、実はこれ、当店が10分で爆睡できる『意識の筋弛緩法』と名付けているもの。

 

「寝なきゃ」と思うほど脳は冴えてしまう。

 

だから反対に「絶対眠るもんか」と、極限まで意識を尖らせて、限界が来たら…「くるりんぱ!」で脱力。筋肉と同様、一度ギュっと力を込めるからこそ、深い脱力状態になれます。

 

気付けば、小気味のいい寝息を立て、目覚めたらもう朝だったなんて…「聞いてないよ~っ!」です。^^

 

眠りや寝具のこと気軽にお声掛けください!えっ、話を聞くだけでもいいのか、ですって?「どうぞどうぞ~^^」

 

 

 

眠りを知る店 ふとん屋クガ

 

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