人が最も長生きする睡眠時間は?

 

 

 

 

睡眠障害の国際基準では、6時間未満をショートスリーパー、10時間以上をロングスリーパーと定義していますが、この基準は誤解を生む可能性があります

 

 

「わたし、6時間も寝てないからショートスリーパーだ」と考える人が出てしまうからです。

 

 

より厳密な定義としては、6時間未満の睡眠でも日中の眠気や倦怠感を感じず、日常生活に支障がなく、十分な休息と回復を得られる人のことを指し、ある種、特別な人

 

 

だから、巷でよく見かける「短時間睡眠法」は、安易に真似すべきではありません。

 

睡眠時間は、遺伝子と環境要因が複雑に絡み合って決まるもの。

 

誰にでも短時間睡眠が合うわけではありません

 

 

睡眠時間は、睡眠不足や不眠症、うつ病、病気、治療薬など様々な要因によって短くも長くもなります。

 

 

真のショートスリーパー・ロングスリーパーとは、これらの要因とは無関係に、体質的に(遺伝子の影響も受けて)睡眠時間が同世代平均よりも大きく異なる人のこと。

 

 

そもそも、統計によると、睡眠時間は短すぎても長すぎても短命で、7時間くらいが最も長生きすることがわかっています。

 

 

何事もほど良い加減、「いい加減」さが大切ですね…。

 

 

ただ、短時間睡眠者が短命なのはある程度理解できますが、長時間睡眠者も短命な理由はまだ完全には解明されていません

 

 

ホント、睡眠ってまだまだ謎が多く奥深いテーマです。