睡眠の質は「1日の歩数」で決まる

 

 

大分大学が、平均73歳の男女860名の毎日の歩数と睡眠との関連を調べたところ、1日の歩数と睡眠効率には関連性があることが判明しました。

 

つまり、歩けば歩くほど、質の高い睡眠が取れるということ。

 

 

睡眠効率とは、寝床に入っていた時間のうち、実際、眠れた時間の割合を示した指標で、計算式は次の通り…。

 

 

「実際の睡眠時間」÷「寝床に入っていた時間」×100

 

 

例えば、8時間寝床に入ってたとしても、正味5時間しか眠れてなかったら、睡眠効率は62.5%(5÷8×100=62.5)となります。

 

 

高齢者になると、寝付きが悪くなったり、途中で目が覚めたり、早朝目覚めたりすることが多くなります。

 

しかし、歩数が多ければ多いほど、夜中に目が覚める時間と回数も少なく、睡眠効率も高くなることが調査で明らかになりました。

 

 

ウォーキングは、高齢者の睡眠障害の予防にも有効と考えられます。

 

 

 

陽が強くなれば、影も濃くなるように、日中の活動量を増やすことで、夜はぐっすりと眠れ、ぐっすり眠れば翌日また元気に歩けるという好循環が生まれます。

 

 

「よく眠りたければ、歩こう!」

 

 

ただし、睡眠効率は85%くらいが理想であり、高ければ高いほど良いわけではありません。

 

ドラえもんののび太のように、寝た瞬間、気を失うように眠ってしまうのは、余程深刻な睡眠不足か、あるいは無呼吸症などの病気が潜んでいる可能性があり、注意が必要です。

 

もちろん、のび太はそのどちらでもないと思いますが…。^^