私自身は絵本自体がものすごく好きというわけではないのですが、絵本を子どもと一緒に読むのは大好きです。その時間と空間が好きという感じです。

教室でもどんぐりを始める前や、お迎えが来るまでの時間などに絵本を読んでいます。

教室を卒業するときに「毎回絵本を読んでもらうのがとても楽しみだった」と言ってくれた6年生の男の子もいました。

 

 

 

どんぐりに出会う前のことです。

 

子どもが通っていた幼稚園には絵本の素晴らしさを伝えてくださる先生がいて、お母さんたちの絵本サークルもありました。そんな環境だったので、私も絵本に興味を持って、福音館の松居直さんの講座に参加したり、他にもたくさん勉強会に行きました。

 

 

そんな中、ある時「語り」に出会い、すっかりその魅力にはまってしまいました。

 

「語り」というのは絵本なしでお話だけ語る「素話」と言ってもいいのですが、私が出会った「語り」は単に物語を語る「素話」の枠を超えて、自分のことなども「お話」として語るなど範囲が広いものでした。

 

そして、語りの魅力にはまった私はせっせと子どもに昔話や自分のことなどを語って聞かせるようになりました。

 

本を暗記して一字一句間違わずに語るというスタイルの素話もあるようですが、私はある程度自分の言葉に置き換えて自然に口から出てくるままに話していました。

 

電車の中とか散歩しながらとか、とにかく思いついたときにお話をしました。

日本や世界の昔話、私が子どものころの話、親から聞いた話、時には創作話などなどネタはたくさんありました。

それでももっといろいろ話してみたくて、今住んでいる土地の昔話はないかと図書館の郷土資料を調べたりもしました。一つだけ狐に騙された人の話を見つけることができ、それを少し膨らませて話したりもしました。

 

とにかく、私にとってお話はとても楽しいものでした。

 

息子と娘もお話を喜んで聞いてくれていました。

 

 

そんなことを続けているうちに、子ども達が明らかに私より話をしっかり聞けていることがわかるようになったのです。

 

語りを聞かせてくれるお話会に時々行っていたのですが、その帰り道、「ねえママ、あの○○が〇〇して、○○したところが面白かったよね!」と言われて、「?」となることが出てきました。

一つのお話が20~30分くらいある長いものが多かったのですが、子ども達はお話の隅々まではっきり覚えていました。私はその場では面白く聞いているのですが、帰る頃になると半分くらい忘れてしまっている感じでした。

「え~、なんで覚えてないの?」と不思議がられました。

子ども達にはお話が映像として見えていたのだろうと思います。一度聞いたお話はある程度経った後でも覚えていたようです。

 

 

そんな感じでしたので、どんぐりに出会った時も問題を聞けば自然に映像化できたようです。

学校の授業も普通に聞いているだけで映像化されたのはお話をたくさん聞いたことも大きいのではと思います。

 

昔話を語って聞かせるというとハードルが高そうに思えるかもしれませんが、昔は家庭で普通にやっていたことなのでできると思います。わが子相手ですから気楽にやればいいんです。

 

自分のことを話すときも何となく話すのではなく、ストーリー仕立てにして話すと楽しいと思います。

どうってことない話でも再現ドラマになるとなぜか面白いですよね。それと同じかもしれません。

「これはお母さんが幼稚園の頃のことなんだけどね」などと言って「さあ、お話を始めますよ」という空気をつくりましょう。私は自分の話は食事の時によくしていた気がします。

 

そういえば、語りと同時に手遊びにもはまったので、手遊びもたくさんしました。

お話と手遊び、いつでもどこでもできるものですね。

ずいずいずっころばしとか子どものころやりませんでしたか?

少し忘れてしまっているかもしれませんが、YouTubeにもたくさん上がっているので確認してみてもいいかもしれません。

 

楽しいのでおすすめです。

下の子(娘)が大学生になりました。

 

小1秋からどんぐりを始めて、小学校時代の勉強はほぼどんぐりだけです。(高学年になって教科書ワークの理科と社会はやりました。)700題全部はやっていません。というか100題かそれ以上やり残しがあると思います。

 

中学入学後はすぐ学年上位の成績を取りましたが、あまり勉強は好きではなく、中2になって勉強しなくなり、中堅の都立高校に進学し、高校1、2年はバイト中心の生活を送っていました。勉強する姿は試験直前しか見たことがなく、大学に興味もない様子でしたので、娘に「大学は別に行かなくてもいいんだよ」と言っているほどでした。

 

ただし、模試などを受けると勉強していない割にはそこそこできてはいました。

 

高2で受けた英検2級でのことです。

高校で受験が義務付けられていて、娘は「どうせ受かるはずもないのに無理やり受験させられる!」と憤慨し、学校から配付されたテキストには一切目も通さず当日を迎え、試験の直前までスマホをいじっていて遊んでいたそうです。(反対に周りの人は直前まで勉強をしていたらしい。)そうしたらなぜか高得点で合格して、学校で表彰までされました。英語の勉強は授業だけです。

その時の娘の衝撃のひとこと。「勉強してる人ほど勉強できない」滝汗

 

どんぐりのおかげか、授業を聞いていればある程度は理解できる脳になっていました。

それにしてもノー勉でというのが不思議ですよね…。

(最近、昔の問題集を整理していたらその時の問題集が出てきたのですが、見事にピッカピカの白紙でしたよ!)

 

高校3年が近付くと塾に通い始める子が多くなるようで、娘も「塾に入る」と言いだしました。私は「へ~、一応受験するんだ」と内心思いつつ、一緒に塾を見て回り、自宅に近い映像授業の塾に入ったのが3年生の4月。

本当に何もしてこなかったので、ゼロからのスタートでした。

 

そんなこんなで塾に入った娘ですが、困ったのが日本史でした。

英語と現国だけは今までなんとなくできていたのですが、日本史に関しては「日本史がなくなればいい!」(←オイオイ!)と言うほど嫌いで不得意でした。

 

どれくらいできなかったかのエピソードを二つ。

 

高2の定期テストで藤原氏の家系図の穴埋め問題が出ました。

唯一覚えていたのが藤原薬子(ふじわらのくすこ←誰それ?)で、穴埋め全部に「薬子」と書き、見事全滅しました。その時のテストは17点くらい。

 

さらに高3の6月には兄とこんなやりとりがありました。

兄「日本史の時代を古い順に言ってみ」

娘「え~と、縄文、、、、弥生、、、、古墳、、、、飛鳥、、、、、室町、、、、、大正、、、、、昭和?」

兄と私、お腹を抱えて大爆笑!!!高3の6月ですよ?ビリギャルもびっくりです。

 

あれ?授業を聞いていれば頭に入るはずでは?

…実は興味なさ過ぎて、授業中寝て過ごしていたらしいですゲッソリ

 

私立文系なので「日本史なし」という選択肢はなかったのですが(世界史はもっと無理)、その頃勉強してもほとんど点数が上がりませんでした。

 

第1回マーク模試48点(5月初)

第2回マーク模試52点(7月末)←4点上がっただけ💦

この間約3か月、やった勉強はほぼ日本史だけだったようです。

第3回マーク模試65点(10月末)←やっと少し効果が出てきた?

そしてセンタープレ68点(これがホントに最後の模試で11月末)

 

第1志望はともかく、センター出願、一般入試含めて日本史の配点が低いところを探していました。

 

ところが。

残り1か月になって勉強の場所を変えたんです。

今までは塾の自習室でやっていたのを近所の大型ファーストフード店でやることにしました。なぜなら彼女の場合、少しざわざわした環境の方が集中できるから。

 

そして、ブツブツ声に出して勉強を始めたらしいのです。ざわざわした場所だからできることです。

相変わらずテキストは塾でもらった結構薄い1冊だけ。

テキストを見て、声に出して、書く、というのをひたすらやったらしいです。声に出すのはカッコの部分だけでなく、全体の文章を自分なりに言い換えていたようです。

そうしたらどんどん頭に入ってきて、なんとセンター試験本番の日本史は、、、

 

97点でした!

 

いきなり日本史が得意科目になりました。最後の1か月で30点も点数が伸びました。

びっくりです。

1か月でテキストはほぼ完ぺきに頭に入ったらしいです。

 

古文、漢文は第一志望の大学に合ったテキストを自分でネット検索して、それを購入して1冊ずつやっていました。本番でめちゃくちゃ役に立ったそうです。

 

ということで、結果として第一志望に合格しました。

 

さすがに高3の時はがむしゃらに勉強したと思いますか?

いいえ、ちゃんとやり始めたのは秋くらいからみたいです。

高2までに貯めたバイト代をコンサートやイベントにつぎ込んで(つまりたくさん行って)いたくらいですから。12月もイベントに申し込んでいたのですが、抽選で外れましたあせる

そんな感じだったんです。

 

最近のiphoneって「スクリーンタイム」といって、一日平均何時間画面を見ているかを勝手にお知らせしてくるシステムがあるんですが、入試真っただ中の1月末のスクリーンタイムは

「1日平均6時間51分」でした笑い泣き

娘は面白がってそのお知らせ画面をスクショしてました。

 

 

入試が終わった後で「勉強しなさいって言わないのに、私が受かってよかったね~(ニヤニヤ)」と言ってきました。

そう言われてみれば確かに「勉強しなさい」と言った覚えはないです。

言ったところで…ね。

 

 

でも、やればできるということだけはわかっていました。

それは小学生時代のどんぐりの様子を見ていたから。

どんぐりをする姿を見ながら、「ほ~、よく考えてるな~、素晴らしいなぁ」と思っていました。

ずーっと呑気にしていても、いつかやる気になったら力を発揮できるだろうと確信めいたものがありました。

(そのいつかはいつ来るんだろうなぁ…大学入試か?もっと後か?)

 

 

 

最後に娘が言った一言。

 

「勉強は量より質だねドキドキ

 

 

まだまだ娘に関しては不思議話があるんですが、またの機会に。

ゆきだるまの ゆめは うみで およぐことです。でも、ゆきだるまは 15かい じゃんけんをするあいだしか うみには はいっていられません。きのうまでに 6かい じゃんけんをしました。では、きょうは さいこうでなんかいまで うみのなかで じゃんけんをできますか。

 

1年生男子のどんぐり

 

じゃんけんの部分を●のような感じで15こ描いて、そのうち6こは昨日までにじゃんけんした分。

今日は残りを数えて「9回」

 

「はい正解~」

 

ふと横に目をやると手足を伸ばした逆さまの雪だるまが。

これは、もしや…?!!!

 

「この雪だるま、もしかして海に飛び込んでるの?」

「うん」とニッコリ。

「そっかぁ!雪だるまさんは海で泳ぐのが夢なんだもんね。だから飛び込んだんだね!本当に気持ちよさそうな顔してるよねぇ。」

 

そしてあれこれと話したのですが、彼はスイミングを習っていてクロールで25m泳げるものの、飛び込みはまだしたことはないそうです。

 

年上のお兄さんお姉さんのようにいつか僕もやってみたいなという憧れの気持ちもあったのかもしれません。

 

それにしても10年間教室をしていて、飛び込みをしている雪だるまには初めて出会いました。

私の中では、15回しかじゃんけんできない雪だるまはそのままの状態でそ~っと海に入るイメージでした。

 

彼の生き生きとした雪だるまが私の先入観を打ち砕いてくれました。

 

なんて自由!

 

これぞオリジナル!

 

感動が止まりません。

 

 

 

 

どんぐり経験者の息子が今春、大学生になりました。

実は3月に教室のお母様向けに息子を囲んでの茶話会を開催し、どんぐりのことや学校の勉強などについて話をしてもらいました。

今日はその内容をまとめていきたいと思います。

 

彼は小3の秋からどんぐりを始め、年長問題は数問、小1問題からはだいたいやりましたが、全部は解いていません。勉強はどんぐりと小4からは教科書ワークの社会と理科だけやりました。

宿題は多くなかったのでだいたいやりましたが、計算問題が多い時は私が解く問題を決めていました。

 

 

 

以下息子の話です。

 

小学校時代

お絵描きしていることがなぜか勉強になっていた、というくらいの意識しかなかったです。小学生の時はほぼどんぐりしか勉強はしていなかったけど、授業はちゃんと聞いていたので、学校で困ったことはないし、中学でも全く問題はなかったです。

絵は得意ではないけれど、嫌いではなく、人間は棒人間だけど、建物などを描くのは好きでした。

絵本は読んでもらっていましたが、自分で本を読むことはほとんどありませんでした。図鑑を見るのは好きでした。

ゲームは小3の時に買ってもらいましたが、友達の家でやる程度で家ではほとんどしませんでした。

テレビは時間を決めて観ていました。

 

 

どんぐりの問題について

どんぐりは計算の部分は算数だけど、短い問題に対して長い時間をかけて答えに辿り着くところは数学に近いと思います。

低学年でも難しい問題はたくさんあるし、高学年になると普通なら中学校の方程式で解くような問題を、絵を描いて小学校の知識だけで解くことが増えてきます。


 

中・高校時代

よく勉強しているというわけでもなかったですが、普段から色々なことを考えるようにはなりました。

 

大学受験について

24時間勉強してなくちゃいけないくらいに思っていた時期は受験のホントに直前だけ。

と言っても24時間やってません(^_^;)

学校の授業である程度覚えてきたから良かったです。

授業の内容をいかにイメージとして頭の中に入れておくことがその場でできるかで、家で勉強する時間も変わってくると思います。

ただ覚えることだけでやっていこうとすると、何時間かけてやっても伸びない人もいます。

イメージして頭の中に入れておく癖を小中学校時代に付けておいた方がいいと思います。

論述するときも、頭の中の絵や図などのイメージを文字に起こしていきました。

難しい時は参考書なども見ながら、頭の中のものを実際に自分で絵や図に描いたりしていました。

机に向かっている時間だけが勉強ではないと思います。例えば歩きながら考えるとか、覚えるとか。自分はそっちが多かったです。

 

どんぐりをやって役立ったと思うこと

どんぐりをやってよかったと思えるのは高校くらいからだと思います。

(中学生の時同じ質問をしたら、「たぶんいいと思うけどよくわからない」という返事でした。)

難しいことをやる時に、自分の知っている知識でどうやってやるかを考えたり、簡単にあきらめない癖がつきました。

わからない問題はすぐ答えを見てしまう人も多いですが、そんな時に知っていることだけでなんとかできないか考えました。

 

高校の理科なんかだと、イメージしたものを絵や図に描くと整理できるので、大学受験には使わない教科だったけれど、成績はクラスで1、2番でした。

 

頭の中で何通りもやり方を考えて、「これだ」というのを見つける作業は特に数学などでは役立ちました。

 

高校くらいになると、例えば日本史の論述で長い文章を書かないといけない時、国内、海外、経済、政治、文化のことをどうやってまとめるかという時に色々な方法を考えることができました。

 

頭の中だけでずっと考え続けるより、一度絵や図にしてみて、それを見て考える方がいいと思います。

他の人を見て、ずっとただ考え続けているんだったら、一度頭の中のものを描きだしてみればいいのにと思います。
 

  

一番初めにやった風のうたの問題  
 

       
 

 印象に残っている6年生の時計の問題

 

 


以上が彼の話の要約です。

茶話会では約2時間お母様方の質問に子どもとしての視点で答えてくれました。

どんぐり経験者であること、まだ子ども心が残っていること、この2点で大学入学前にお母様方に話してくれないかな~と密かに考えていたのですが、あっさりいいよと言ってくれて嬉しかったです。

(ここにくるまで反抗期とかもありましたので。)

 

 

息子がよく言っていたのは、頭の使い方をマスターすることが大事ということです。

 

 

どんぐりだけで大丈夫なのか心配になることもあるかもしれませんが、どんぐりでやっていることはそういうことです。

ご参考になれば幸いです。

 

長い文章お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 


 


 

 

 

先日教室のお母様方に向けて、糸山泰造先生の講演会のシェア会を行いました。
講演会当日は学校行事と重なった方が多く、当教室からは2名のみの参加でした。

私にとっては今まで伺った糸山先生の講演会の中でも一番心に響いた内容で、なんとしてもあの熱いお話をお母様方にお伝えしたく、4時間の内容をがんばって2時間で語りました!

生で聞くのと、シェア会では違うでしょうが、多少なりともエッセンスはお伝えできたかと思います。

午前の会、午後の会、合わせて9名の方が参加してくださいました。

ありがとうごさいました。