皆様、こんにちは!
久我 つかさです。
「微熱・喉の痛み・咳・匂いや味の異常」があったら、いすみ医療センターでPCR検査を受けよう!
未だ終息の見えない新型コロナウイルス感染症ですが、いすみ市における現況についてまとめさせていただきます。(令和2年9月1日現在)
新型コロナウイルス感染症に関する情報は、連日マスコミ報道やネット、あるいは口コミにて溢れかえっておりますが、下記の2つの話を聞いた上で考えを纏めました。
①8/19開催 『市内事業者向け 新型コロナウイルス感染症予防講習会』
講師:亀田総合病院 感染病科部長
②9/1 いすみ市議会議員対象説明会『新型コロナウイルス感染症感染者の発生と現況について』
講師:いすみ医療センター 感染制御アドバイザー 平井愛山氏
いすみ医療センターでは、6月22日からPCR検査を開始し、6/22から8/31までで945件の検査を実施しており、今までで陽性は14件です。
そのうちの一つは、近隣の勝浦市で発生した事例ですが、陽性者の濃厚接触者約40名の検査の結果数名の感染が確認されましたが、感染拡大は企業内数名で抑えられています。
また、その後いすみ市内でも感染者が発生し、40名以上の濃厚接触者の検査を行い数名の陽性者が出ましたが、感染拡大は濃厚接触者個人のみで抑えられています。
ちなみに、濃厚接触者がPCR検査で陰性だった場合でも、潜伏期間を考え数日後にもう一度検査を実施し陰性であるため、感染拡大の可能性は非常に低くなっています。
感染拡大の形としては、
個人<家族<企業<施設<地区<市全体
の順で拡大数が増え、地区や市全体に広がってしまった場合は、市全体を隔離(封鎖)するような最悪の事態も考えられます。
いすみ市及び近隣で発生した事例においては、企業まで、ないし個人までで感染拡大を抑えられておりますので、地域の防疫体制は十分に機能しているといえると考えられます。
いすみ医療センターのPCR検査はドライブスルーで行われ、2時間で結果が出ます。また、鼻と唾液の両方の検査が可能であり、陰性か陽性かだけではなく、ウイルス量をはかる事ができる正確な検査です。
費用に関しては、保険診療(7割)+公費負担(3割)ですので、検査自体は無料で受ける事が出来ます。
現状においては、PCR検査で陽性が出た場合は、中等症・重症は亀田総合病院に、軽症・無症状はいすみ医療センターに入院となります。
しかし、今後は、中等症・重症は変わらず亀田総合病院、高ウイルス量で感染力大の場合はいすみ医療センターに入院となり、軽症・無症状者については自宅、あるいは宿泊療養施設で隔離されて過ごす事になるようです。
現状、いすみ医療センターや亀田総合病院に入院中の患者さんもいらっしゃるかと思いますが、もしこの方たちがPCR検査を受けなかったら、もしかしたらもっと感染が拡大してしまっていたかもしれません。
感染が怖い、感染拡大が怖い。
この気持ちはとてもわかります。私も怖いです。
緊急事態宣言の頃からですが、過剰に県外ナンバーの車を恐れたり、敵視したりする感情が市内に多くあった事も強く感じます。
また、感染者が発生した場合に、デマも含めた沢山のうわさが流れ、個人の特定がされたり、過剰な反応をしたりすることもあります。
しかし、新型コロナウイルスは誰もが感染する可能性を持ち、また感染してしまった方も当然ながら感染したくて感染したわけではありません。
今必要なのは、過剰に恐れる事ではなく、適切な感染防止策をとりながら感染リスクを出来るだけ減らし、もし疑わしき症状が出た場合には早期に検査、早期に発見する事で感染拡大を封じ込める事です。
その為には、疑わしき症状が出た場合には早期に検査を受けられる体制を作るともに、もし感染者が発生してしまった場合にも感染者や家族、周りの人たちを責める事が無いようにする温かい心を持つ事が必要です。
既に、早期に検査を受ける体制は整っています。
そして多くの人が、マスク着用や手洗い、手指消毒を実践し感染防止をしています。
あとは、市民一人一人の温かい心があれば、感染拡大を防げます。
いすみ市及びいすみ市議会では、令和2年8月20日に『新型コロナウイルス感染症から命を守り、人権を尊重するまち宣言』を出させて頂きました。
市民の皆様一人一人が温かい心を持ち、この宣言のとおり人権を尊重していけば、新型コロナウイルスに負けることなどありません。
結論と致しまして
①マスク着用(飛沫防止)、手洗い、手指消毒を徹底し、感染防止に努めよう!
②温かい心をもって、感染者や濃厚接触者、医療関係者への差別・偏見を無くそう!
③「微熱・喉の痛み・咳・匂いや味の異常」があったら、いすみ医療センターでPCR検査を受けよう!
いすみ市民 心を一つに、力を合わせて、新型コロナウイルス感染症に打ち勝って参りましょう(^_^)/